こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
そこで今回は、ブック・フェスティバル「Feria del Libro」の様子と、アルゼンチン人と一緒に折り鶴を折って感じたことをシェアしたいと思います。
南米最大のブック・フェスティバル!
今年で42回目というFeria del Libroは、およそ3週間に渡って開催されるイベント。毎年12万人もの人が訪れるという南米最大の本の展示会です。
会場であるLa Rural は毎年8月に牛や馬の品評会が行われる45,000平方メートルもの敷地がある場所。
品評会以外の時期はこうしてイベント等に使われています。
Feria del Libro以外でも、食のイベントや馬が走るイベントの時に来ましたが、友人とはぐれると再会するのが大変なほど広い会場です。
そんな大規模イベント「Feria del Libro」ですが、入場料は50〜70 peso(約400〜560円)と格安。
そして、子供や学生、教育機関に関わっている人や年金受給者等は無料なんです。
そのため、毎年小さい子供からお年寄りまで幅広い年齢の方がたくさん訪れるというブック・フェスティバル。
遠方に住んでいる人々は、このブック・フェスティバルのために学校や地域でバスをチャーターして足を運ぶくらい人気のイベント。
会場の外には数え切れないほどの大型バスが止まっていました。
アルゼンチンでORIGAMIを折る
アルゼンチンに来たばかりで、スペイン語が全く分からない私がこのブック・フェスティバルに行った理由。
それは、ブエノス・アイレスに20年以上住んでいらっしゃるTOMOKOさんが主宰する「平和の折り鶴講座(Taller de Grullas por la Paz)」に参加するためでした。
広島県出身のTOMOKOさんは、広島での原爆についてアルゼンチンの人々に伝え、ORIGAMIを通して折り鶴を折る意味を伝えているという活動をされています。
私は広島出身でもないし、たまたまアルゼンチンにいただけなのですが、日本人の参加者を呼びかけてらしたので、参加させていただくことに。
参加者はティーンから大人まで幅広く、ORIGAMIが好きな人もいれば、初めてORIGAMIという文化に触れるという方も。
TOMOKOさんが大きな折り紙(見本)を見せながら、折り鶴の折り方をデモンストレーションしていきます。
子供たちだけじゃなく、大人の方々も真剣です。
私の近くにいらした男性二人が「ん?何か違うぞ」「どこが間違っているんだろう?」と何度も首をかしげていたので、スペイン語が話せない私は、身振り手ぶりでお手伝いさせていただきました。
間違えたところが分かると「あ〜!そういうことか」と笑顔になり、緊張がほぐれた様子。
お二人とも無事、立派な折り鶴を完成させることができ、とても喜んでおられました。
日本人の私たちにとっては身近で、折れて当たり前の「折り鶴」ですが、日本で育った人以外にとっては、かなり難しいのだろうな、と感じました。
日本から遠く離れたアルゼンチンという国で、折り鶴を真剣に折っているみなさんの姿に心打たれました。
そして、折り鶴イベントが終わった後も、女子中高生達がTOMOKOさんに広島について質問している姿が印象的でした。
日本人だからこそ出来ること
私も旅先で「日本が好き」とか「日本の文化に興味がある」という人に出会うと、日本の文化について話すこともあります。
逆に「日本?中国の一部だよね?」という人もいて、「日本と中国は別の国だよ」と説明することも。
いずれにしても、ひとりの日本人として自分の国はどんな国であるかをきちんと説明できるようになりたいな、と改めて思いました。
海外に出ている日本人は、全く意図せずとも「日本代表」的な役割を担うことがあるので。
現地の人にとってはあなたが「初めて会う日本人」かもしれないし、「初めての日本人の友達」になるかもしれないし。
そんな時「え?私の国?えーっと・・・」と口籠もってしまうようでは、日本に興味を持ってもらえないので。
英語で「Do your part」とか「Take your part」と言うんですが
「自分の役目を果たす」じゃないけど、「自分ができることをきちんとやる」って大事だよな。
と今回のイベントに参加して再認識しました。
みなさんも「自分にできること」はどんなことか、考えてみませんか?
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