デスバレー国立公園への行き方と死なずに帰還する方法【アメリカ】

デスバレー国立公園(c)Megumi MitaniNews

こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

私がこれまで行ったアメリカの国立公園の中でも、圧倒的に異次元な体験をしたのが「デスバレー国立公園(Death Valley National Park)」。

地球とは思えない絶景や、あの不思議なエネルギーはとても魅力的ですが、軽い気持ちで行くと命の危険に関わる場所でもあります。そこで、実際に現地を訪れた体験をもとに「デスバレーで命を守るための7つのアドバイス」を考えました。

行く前に読んで、参考にしてもらえたら幸いです!

デスバレー国立公園はどこにある?どんなところ?

デスバレー国立公園(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園は、アメリカのカリフォルニア州とネバダ州の境目にある、アメリカで最も大きな国立公園。面積は13,650 km²で、年間100万人以上の人が訪れます。

と言われても、イマイチ想像がしづらいと思うので。
簡潔に言うと

デスバレーは、砂漠地帯にあるアメリカ最大の国立公園。毎年死者が出るほど酷暑で過酷な環境にあるラスベガスから車で3時間、ロサンゼルスからは車で5時間なので、軽い気持ちで日帰り観光する人もいるけど、準備を怠ると命の危険に関わります。ホントに。

デスバレー国立公園への行き方は?

デスバレー国立公園(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園はヨセミテなどとは違い、車がなくても大丈夫!なパークではありません。車はマスト。レンタカーを借りるか、現地ツアーへ参加する以外、アクセスする方法はありません。

ラスベガスからデスバレー国立公園への行き方

ラスベガスからデスバレーへの行き方(c)Megumi Mitani

ラスベガスからデスバレー国立公園までは、まずルート95を進み、Amargrosa Valley(アマーゴサバレー)まで来たら、373へ入って、Death Valley Junction(デスバレージャンクション)を目指します。

Death Valley Junctionを右折し、190を少し進んだところにデスバレー国立公園の入り口(チケット販売機)。チケットの購入場所は後述します。

Google map上では、ラスベガスからデスバレーまで車で2時間半と表示されますが、実際は3時間かかると考えておいた方が良いです。途中でガソリンを入れたり、必要なものを買ったりする時間を考慮して。

ロサンゼルスからデスバレー国立公園への行き方

ロサンゼルスからデスバレー国立公園への行き方(c)Megumi Mitani

こちらもGoogle map上では、ロサンゼルス(ダウンタウン)からデスバレーまで車で4時間強と表示されますが、実際は5時間かかると考えておきましょう。

特にLAはラスベガスと違い広いので、滞在する場所によっては5時間以上かかることも。さらにロサンゼルス内で渋滞にハマれば6時間かかるかも。

ロサンゼルスからのルートは主に2つ。

【1】14または395を北方向に進み、178に入ったあと、Furnaace Creekを右折し、190に入る
【2】 I-15Nから127に入り、Death Valley Junctionを右折し、190に入る

どちらのルートが良いかは、自分の滞在先と渋滞状況を見て決めてくださいね!

デスバレー国立公園へ入場料とチケット購入場所

デスバレー国立公園ビジターセンター(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園の入場料は、車1台につき$30(約3,100円)、バイクは$25(約2,750円)、自転車または徒歩の人は$15(約1,650円)です。各チケットは7日間有効で、オンラインでの購入も可能!

チケットが購入できる場所は、Death Valley Junctionを右折し、190を少し進んだところにあるチケット販売機。もしくは、Furnace Creek(ファーニスクリーク)ビジターセンターです。

チケット販売機の場所が少し分かりづらいので写真を載せておきますね!

デスバレー国立公園入口(c)Megumi Mitani

この「Pay Fee / Information」という看板が見えてきたら右に入ります。

デスバレー国立公園 チケット売り場(c)Megumi Mitani

この小さな建物がチケット売り場です。
隣はトイレだけど、ニオイが怖くて入ってません。笑

また、オンラインでも事前にチケットを購入できるようになりました
ただし、印刷する必要があるので、日本で印刷していくか、現地ホテルで印刷をお願いしましょう。

チケットや印刷した紙は、車のダッシュボードやフロントガラスなど、必ずパークレンジャーが確認できるところに置いておきましょう。

他のパークと違い、ゲートが無いデスバレーですが

チケットの購入は全ての訪問者の「義務」です。必ず購入してくださいね!パークの保護・運営に必要な費用です。

チケットを購入しないと、罰金を課せられることもありますよー。

デスバレー国立公園で死なないための7つのアドバイス

ここから先は、デスバレー国立公園に行った時の経験から、絶対に用意して行った方がいいもの、気をつけた方がいいこと、行く前に知っておいた方が良いことをシェアしたいと思います。

大量の水、軽食を持参する

デスバレーに持っていく水(c)Megumi Mitani

先に述べた通り、デスバレー国立公園は砂漠地帯にあります。北米大陸で最も乾燥していて、最も暑く、最も低い場所にあるのがデスバレー。

国立公園とはいえ、「砂漠に行く」と考えて、水はひとりあたり2〜4リットル(アメリカだと1ガロン)はあった方が良いです。

写真は2ガロン用のボトル。アメリカで$20くらいで買えます。日本から持っていくならこの折り畳めるタンクも便利そう。安いし。BPA Freeじゃないけど。

2人で行くなら3ガロン、3人で行くなら4ガロンと、少し多めに持っていくことをオススメします。なぜなら、自分達のためだけでなく、他人の命を救うことができるかもしれないから。

2012年。友人とモニュメントバレーに向かっていた時のこと。灼熱の太陽の下で、1台の自転車とひとりの男性が道路脇に座っていました。車を止めて声をかけると、「水を飲み干してしまった」と。余分に持っていた水を分けることができました。

逆に、水を分けてもらったこともあります。

2016年にユタ州のアーチーズ国立公園に向かう途中のレストエリアで。車を止めると、隣の車にいた男性が「この水余ったから、良かったらもらってくれないか?」と言って未開封のペットボトルを4本くれました。自分達が飲む水は十分に用意してあったけど、この先誰か必要な人がいるかもしれないと思い、ありがたく受け取りました。

こんな風に、“オン・ザ・ロード” では助け合いがあるので、少し多めに水やスナック(ナッツ、エナジーバー、フルーツなど)を用意しておくと安心です。

デスバレー国立公園の中にはレストランもありますが、シーズンにより閉まっていることも。Badwater Saloonは一年中(コロナ禍はテイクアウト)開いています。

パークに入る前にガソリンを満タンにする

エリア51 エイリアンセンター(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園で、水と同じくらい大事なのがガソリン

デスバレーで「ガソリンが無くなったからレスキューお願いします」なんて絶対にやっちゃいけないし、それこそ命に関わるほど危険です。

ガソリンはパークに入る前に、近くの街で満タンにしていきましょう

パーク内にもガソリンスタンドは何箇所かありますが、場所が限られている上、価格も2倍以上します。混んでいたら給油を待たないといけないし、パーク内で宿泊する人以外、メリットは何もありません

私たちはラスベガスから向かったので、Amargrosa Valley付近にある「Area 51 Alien Center」というエイリアンの看板が目立つコンビニ兼ガスステーションで給油しました。

ロサンゼルス方面から【2】のルートで来る人は、Pahrumpという街に寄れば、Mobile、Chell、Chevlonがありますよ。

GPSを信じない!地図を頼る

デスバレー国立公園オフロードに注意(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園は、スマホの電波が不安定だったり圏外になることが多いです。例え電波をキャッチしても、GPSの位置情報が正確でない場合も多く、Google Mapでルート検索をすると、オフロード(舗装されていない道)を案内されることがあります

デスバレー国立公園では、舗装された道、地図に載っている道以外(オフロード)を走ることは違法です。パークや自然を傷つけるだけでなく、修復には多くの時間と人手、費用がかかります。

また、オフロードを走っている時に車が故障や横転した場合、救出ができない(間に合わない=死んでしまう)こともあるので、必ず舗装された道、パークの地図に載っている道だけを走りましょう

オフロードやバックトレイルを歩かない

デスバレー国立公園(c)Megumi Mitani

これは本当に危険!道に迷ったらすぐに戻る!

1996年にドイツから観光で訪れた4人家族がデスバレーで行方不明に。休暇から戻らない彼らを心配した家族が捜査を依頼。レンタカーや寝袋などは見つかったものの、彼ら4人もパスポート等も発見されず。当時、その場所の近くに麻薬組織のアジトがあったことから様々な憶測もされたが、発見には至らず。

それから13年経った2009年。彼らのものと思われる骨が発見されました。真相は不明ながらも、どうやら近道をしようとしてオフロードを走り、車はパンク。歩いて助けを求めようにも周りには誰もおらず、そのうち方向感覚も失い、脱水と熱により亡くなったのでは?と言われています。

これは、1996年だから起こったわけではなく、今でも普通に起こり得る話です。

万が一、オフロードに入ってしまったり、トレイルを外れて「迷ったかもしれない」と思った場合は、来た道をすぐに戻りましょう

車のスピードを出しすぎない

デスバレー国立公園(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園で最も多い死因は、車の単独事故。安全運転を心がけて!

これは現地で走ったことがある人でないと理解しにくい感覚かもしれないけど、デスバレー国立公園内の道路は、スピード感覚や距離感を狂わせるナニカがあります

永遠に続くのでは?と思うほどまっすぐな道、予測できないカーブ、対向車が1台も来ない道を20分くらい走っていると突然、砂嵐に巻き込まれたり。

デスバレーで単独事故を起こして、誰にも発見されなかったり、助けを求めることができないのは本当に地獄です。

自分の運転能力を過信せず、常に安全運転を心がけてください

天気予報と天気の変化を見逃さない

デスバレー国立公園 天気予報(c)Megumi Mitani

天気、気温、日没時間、風の強さは必ずチェック!

デスバレー国立公園のビジターセンター(Furnace Creek)では、その日の天気予報や、通行止めになっている道路の状況など、最新の情報を見ることができます。

デスバレーについての展示や、オススメの観光ルートの案内もあるので、デスバレーについたら最初に立ち寄りたい場所。チケットの購入をしてない人は、ここで買いましょう。

天気が良くない日は、天気の変化には常に注意するようにしてください。

突然の暴風雨により、鉄砲水が発生するポイントもあり危険です。

ひとり旅は避ける。行くなら2人以上で!

デスバレー国立公園(c)Megumi Mitani

南米やインドをひとり旅してきた私でも、デスバレーは絶対に一人では行かない。

先に挙げた6つの注意点を忘れずに行動すれば、「デスバレーで死ぬ」ことはまず無いと思います。

だけど、あの景色の中にずーっと一人でいたら、ちょっと怖いだろうな、と思うのです。

ひとり旅が大好きな私は、色んな国をフラッとひとり旅してきたし、ヨセミテ国立公園もひとりで行ったけど、デスバレーだけは一人では行こうとは思いません。

だから、ひとり旅が好きな人にも「できれば誰かと一緒に行った方がいいよ!」とアドバイスしたいと思います。

そして、「あんまり仲良く無い人とか、よく知らない人とも行かない方がいいよ!」と付け加えておきたいと思います(笑)

デスバレー国立公園での服装・持ち物

デスバレー国立公園の服装と持ち物(c)Megumi Mitani

デスバレーを観光するに適した服装は、カジュアルな普段着がベスト!私が行ったのは10月だったのでこんな格好でした。

夏(6月から9月)は最高気温が47度にもなるほど暑いので、涼しい格好で。ただし日差しが強いのでタンクトップやノースリーブだと肩が痛くなるかも。ストールやカーディガンなど肌を覆えるものがあると◎

冬(12月から2月)は朝夜冷え込むので、重ね着できるものやジャケット、軽量ダウンなどがあると良いかと。

靴は夏場でもサンダルよりはスニーカーの方がいいと思います。サンダルだと歩きにくいところもあるし、足に傷がついたり怪我をしたら面倒なので。

また、ハイキング中にガラガラヘビやタランチュラ、サソリと遭遇する可能性もゼロではないので、足を守るためにもスニーカーがお勧めです。

女性のみなさま。風が強いので、フワフワしたスカートやワンピースは避けた方がいいですよ!スカートを押さえるのに忙しくて、景色を楽しめないと思います。笑

その他、デスバレーに持って行った方がいいものは↓

デスバレー国立公園近くのホテル・泊まれるところ

デスバレー国立公園の周辺にはいくつかホテルもあるし、キャンプ場もあります。

デスバレー周辺のオススメのホテルを見る

デスバレー国立公園の絶景スポット

デスバレー国立公園の見どころ絶景スポット(c)Megumi Mitani

デスバレー国立公園の絶景スポットは、LINE トラベルjpに寄稿した記事にまとめてありますので、こちらも合わせて読んでみてくださいね!

*当サイトのコンテンツは全て私個人の体験・意見です
*ブログ記事に関する質問・感想はコメント欄にお願いします
*当サイトの画像・文章・コンテンツ内容の無断使用・改変・転載・出版を禁じます
*引用は当ページへのリンクを貼っていただければご連絡は不要です
この記事を書いた人

フルタイムトラベラー。海外デジタルノマド6年目。
世界各地のAirbnbで家を借りながら暮らす旅人。ライター。翻訳家。
元は音楽業界でマーケティングやデザインをやっていた人。
*当サイトのコンテンツは全て私個人の体験・意見です
*当サイトの画像・文章・コンテンツ内容を、許可なく無断で使用・改変・転載・出版することを禁じます

三谷めぐみをフォローする

コメント