こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
ミャンマー国軍のクーデター。日本に住む多くの人たちにとっては「怖いことが起きてるね。(でも私たちには関係無いよね。)」という感じで、ひとつの”ニュース”として消化され、10秒後には忘れ去られる。私自身もそうだけど、行ったことがない「よく知らない国」で起こっていることというのは、色んな面で、想像がしづらい。
そこで、少しでも「ミャンマー」という国に関心を持ってもらえたらと思い、2019年春にミャンマーをひとり旅した時のことを旅エッセイ的に綴ることにしました。少しずつ更新していくので、のんびり読んでもらえたら嬉しいです。
今日はタイからミャンマーへ徒歩で国境越えをした時の話。
タイからミャンマーへ徒歩で国境越えできるの!?
島国である日本で生まれ育った私にとって「国境」とは「海」であり、「国境越え」とは「海を越える」こと。
ヨーロッパやアメリカ、アフリカ、中央アジアのように、車や電車で国境を越えることもできないし、ましては「徒歩」で国境越えなんかできない。
はじめてアメリカとカナダの国境を徒歩で越えた時は、両国の国旗の下で「アメリカ!」「カナダ!」「アメリカ!」「カナダ!」と子供みたいにはしゃいだ。
タイのチェンマイでミャンマー旅について調べていた時、ミャンマーへ徒歩で入国できることが分かった。
未知の国ミャンマーへ徒歩で国境越えする(しかも自分ひとりで!)と思うと、とてもワクワクしたので、タイからミャンマーへ徒歩で入国することに決めた。
タイのチェンマイからメーソッドへ
まずは、タイのチェンマイからミャンマーと隣接するMae Sot(メーソッド)という小さな街へ向かう。
チェンマイのバスターミナルへ行き、予約していたGreen Busを探した。Green Busのカウンターで、チケットを引き換えてバスを待った。
間もなくしてバスが到着。バスに乗り込むと、車内は清潔で、エアコンが効いていた。シートは皮張りでリクライニング付き。快適そうだった。
バスに乗ってから気がついた。前方4列はVIPシートらしい。
なるほど。バスのチケット代が定価よりも高かった(といっても1600円。笑)のは、VIPシートを選んだからか。
チェンマイからメーソッドまでの道のりは快適だった。乗客のほとんどは眠っていたのか、車内はずっと静かだった。
チェンマイ郊外の山道、象園、その先に続く小さな街の景色を眺めながらボーッと過ごした。「これが陸路旅の醍醐味だよな〜」と思っていると、いつの間にか眠っていた。Mae Sotの街に着くと、夜になっていた。
バスを降りて、閉店間際のショッピングモールでサクッと食事を済ませてホテルに向かう。
モワッとする湿気の多いタイの夜道は、強い日差しの中でも快適たっだバスの車内とは大違いだ。
15分ほど歩いてホテルに到着。フロントには誰もいない。
受付に置いてあったベルを鳴らすと、フレンドリーな男性が「今ちょうどご飯食べてるとこだったんだよ〜」という感じで口をモグモグさせながら出てきてくれた。
Megumiね。一泊ね。明日はどうするの?
実は明日ミャンマーに行きたいんだけど、ここからどうやっていけばいい?
タクシーがいいよ。150THBでここまで来てくれるし楽だよ!予約しておこうか?
(乗合TukTukだと50THBらしいけど、探す手間考えたらタクシーで行った方がいいな)そうなんだ。ではお願いします!
部屋に戻ってから、150THB(530円)と50THB(175円)で一瞬悩んだ自分が「バックパッカーモード(節約旅)」に入っていることに気づいた。
事実、この時の私は40Lのバックパック1つとトートバッグ1つでアジアを2ヶ月間旅していた。
数年前にアメリカのAmazonで買った安物バックパックは意外と丈夫で、ブランド品ではないため荷物を狙われにくく、アジア旅にちょうどよかった。
シャワーを浴びて、翌日からのミャンマー旅を想像しながら部屋の電気を消した。
つづく。
※当サイトのコンテンツは全て私個人の体験・意見です
※当サイトの画像・文章・コンテンツ内容の無断使用・改変・転載・出版を禁じます
※引用は当ページへのリンクを貼っていただければご連絡は不要です
※サイトの運営費用を賄うためアフィリエイトリンク(広告)を掲載しています
Comment