タイからミャンマーに徒歩で入国(後編)【ミャンマーひとり旅】

徒歩でタイとミャンマーの国境を越える(c)Megumi MitaniMyanmar

こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

ミャンマー国軍のクーデター。日本に住む多くの人たちにとっては「怖いことが起きてるね。(でも私たちには関係無いよね。)」という感じで、ひとつの”ニュース”として消化され、10秒後には忘れ去られる。私自身もそうだけど、行ったことがない「よく知らない国」で起こっていることというのは、色んな面で、想像がしづらい。
そこで、少しでも「ミャンマー」という国に関心を持ってもらえたらと思い、2019年春にミャンマーをひとり旅した時のことを旅エッセイ的に綴ることにしました。少しずつ更新していくので、のんびり読んでもらえたら嬉しいです。

前編はこちら↓

タイとミャンマーの国境へ向かう

タイとミャンマーの国境近くにある小さなホテルで目を覚ます。

セルフサービス式の朝食を食べるため部屋を出ると、昨晩対応してくれたオーナーの男性がいた。

おはよう!向こうでは美味しいもの食べられないから、お腹いっぱい食べて行きなね。

え?ミャンマーの食事って美味しくないの?

もう何年も行ってないから分からないけど、俺は何食べても合わなくて「もう懲り懲りだ。二度とミャンマーになんて来るもんか。」って思ったよ。笑

こんなに近くに住んでるのに?まぁタイの食事は何食べても美味しいからね。あなたの気持ちも分かるよ。

と言いながら、用意されていたバナナ、クラッカー、お粥、インスタントコーヒーをいただいた。

 

少しして、タクシーの運転手さんが迎えに来てくれた。

サワディーカップ(おはよう)

サワディーカ〜(おはよう)

国境までだよね?準備できてる?

(あ、英語話せるドライバーさんだ)はい、できてます!

ホテルのオーナーにお礼を行ってタクシーに乗り込んだ。

タクシーの運転手さんというのは、世界中どこに行っても2つのタイプに分かれる。「良い人」か「悪い人」。

その中間である「良い人ぶってる悪い人」も時々いるけれど。

UberやGrabなどタクシー配車アプリが普及してからは、あまり心配しなくなったけど、キャッシュで乗る時はタクシーから降りるまで気が抜けない。

今日のドライバーさんは「良い人」だろうか?「悪い人」だろうか?「小さい子供がたくさんいて食べていくのが大変なんだ」という話をするタイプかな?

なんて思っていると

どこから来たの?なんでミャンマーに行くの?

日本から。チェンマイに3週間いたけどもうタイを出なきゃいけないし、ミャンマーに行ったことがないから行ってみたくて。

へぇ〜。日本の方がいいだろ。ミャンマーなんて何もないぞ。

ミャンマーに行ったことありますか?

あるよ。でも行きたいなんて思わないね。タイの方がよっぽどいいよ!

ホテルのオーナーも、タクシーのおじさんもミャンマーが嫌いなのかな?タイ愛が強いだけ?

お!今日は向こう(ミャンマー側)の山がハッキリ見えるぞ!めずらしい。良い旅になりそうだな!パアンも通るだろうから綺麗だと思うよ。

あ。おじさん「良い人」の方のドライバーさんだわ。

その後も「国境に着いたら行列ができているけど、君は外国人だから列に並ぶ必要はない。この窓口に直接行くんだよ。」と、タイ出国とミャンマー入国について教えてくれた。

タクシーを降りるときにチップも込めて200THB渡したら、「150THBだから」といってチップは受け取らなかった。

おじさんは最後まで正直で「良い人」だった。

ついに!徒歩でミャンマーへ!

タイとミャンマーの国境(c)Megumi Mitani

タイのイミグレ(入国管理局)には、ミャンマー人と思われる人が100人近く並んでいた。

タクシーのおじさんに教えてもらった通り、その横を通り抜け「外国人とタイ人専用」の窓口に並んだ。

目立つように「NO TIP PLEASE」と書かれているということは、賄賂を渡す旅人が多いのかもしれない。

ミャンマー人窓口はなかなか列が進まないのに比べ、外国人窓口はサクサクと進み、10分ほどでタイを出国できた。

いよいよ徒歩で国境越えだ!

ミャンマー側に向かって歩き出してすぐに、ほっぺに黄色いフェイスペイントをしている女性達とすれ違った。

これが「タナカ」だ!ホントにみんな顔に塗ってる

タイとミャンマーの間には川が流れている。そのため、陸路で国境を越える人は橋を渡らなくてはいけない。

橋を進んでいくと物乞いをする老婆や子供がいた。水を売っている子供もいるし、何をしているかよく分からない若い男女が地べたに座り、橋を渡る人々を見ていた。

徒歩でタイとミャンマーの国境を越える(c)Megumi Mitani

橋の上から川を眺めると、船に人がたくさん乗っていた。次の船を待つ人の列もできていた。

この船は、イミグレを通らずにミャンマーとタイを行き来する人達のもの。

「船で川を渡れば不法入出国ができてしまう」と何かで読んだけど、本当だろうか?すぐそこに両国のイミグレーション・オフィスがあるのに?

いつかまたMae Sotに行くことがあったら聞いてみたい。

ミャンマーの国境(c)Megumi Mitani

橋を渡りきると、ミャンマーのイミグレが見えてきた。

ミャンマー側のイミグレは空いていて、誰も並んでいなかった。

用紙に必要事項を記入してから、冷房の効いた個室のようなところに通されると、男性の入国管理官が3名いた。

用紙とパスポートを提出して待つ間、停電が起きた。

あ。さっそく停電。

ミャンマーは電力が不足しているため、停電はよく起こるらしい。

入国管理官も停電に動じることもなく作業を続けた。

無事に入国スタンプをもらい、ミャンマーへ入国!

すると、ドライバーらしき男性が声をかけてきた。

どこまで行くの?チャイットー?350THBで行けるけど、乗りるか?チャットだったら12,000でいいよ。

ちょっと、今入国したばかりだし、まだ余韻を楽しみたいんですけど。350THBって安い気がするけど、知らない男のタクシーに乗るよりバスで行った方が安心だよな〜

と思い、その場で断った。

とりあえず、まずはミャンマーの空気を吸いたい。
自分のペースで「はじめてのミャンマー」を見たいし、感じたい。

なんて思っていた私が甘かった。

ミャンマーの国境側の街、ミャワディーは想像以上にカオスだった。

つづく↓

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この記事を書いた人

フルタイムトラベラー。海外デジタルノマド6年目。
世界各地のAirbnbで家を借りながら暮らす旅人。ライター。翻訳家。
元は音楽業界でマーケティングやデザインをやっていた人。
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