【富士山】登るなら須走ルート!初心者にもオススメな理由

富士登山 頂上からのご来光 須走ルート(c)Megumi Mitani Japan
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こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

今年も富士登山してきました!そして今回はソロで登頂!

最初の3回は最も人気のある吉田口ルート、去年は富士宮ルートで登頂した私。

去年公開した記事で、はじめて富士山に登るならやっぱり吉田口ルートの方がオススメ!と書いたのですが。

今回、須走ルートで登ってみて

須走いい!!初心者にこそオススメしたい!

と思ったので、須走ルートがオススメな理由をお伝えします。

合わせて、須走ルートのコースタイムや、実際に須走ルートで登頂・下山したみた感想(良い点・微妙な点)もまとめました。

今年こそ(来年は)富士山に登りたい!という方の参考になれば幸いです。

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富士登山の基本情報・須走コースタイム

富士登山 須走ルート 基本情報(c)Megumi Mitani

吉田口ルート、富士宮ルート、御殿場ルート、須走ルート、富士宮から御殿場に抜けるプリンスルートと5つのルートがある富士山。

はじめての富士登山で最も人気があるのは、吉田ルート

そして、登る距離は最も短いけれど、岩場が多い富士宮ルート

御殿場ルートは、最も距離が長く、山小屋も少ないため、体力に自信がある人向き。

では須走ルートは?というと

 

初心者でも無理なく登ることができるルート!

登山開始地点となる須走口五合目は標高2,000mなので、頂上(3,776m)との標高差は1,776m。

静岡県小山町が発行している『富士山須走口ガイド』によると、須走ルートのコースタイム(目安時間)は、須走5合目から頂上までは約5時間40分、下りは約2時間40分となっています。

以下、ご参考まで。

私は8合目の山小屋で1泊してご来光を見てから下山しました。

須走5合目から8合目の山小屋までは、休憩込みで4時間20分。

山小屋から頂上までは2時間半(山頂付近の渋滞含む)。

下山は、写真や動画を撮ったり、のんびり休憩しながら降りたので4時間。サクサク下りれば3時間くらいだと思います。

須走ルートが初心者にオススメだと思った理由

富士登山 須走ルート(c)Megumi Mitani

今回、須走ルートで富士登山をしてみて

はじめての富士山や、登山初心者には吉田ルートをオススメしていたけど、今後は須走をオススメしよう!

と思いました。

その理由は以下の5つ。

  • 傾斜や岩場が少ない
  • 太陽を避けられるので体力を消耗しない
  • バラエティに富んだルート
  • 登山道と下山道が分かれている(一部を除き)
  • とにかく空いている

傾斜や岩場が少ない

昨年、富士宮で登ったからそう感じるのだと思いますが、須走は傾斜がゆるく、岩場が少ないです。

そのため、徐々に標高が上がっていくので高山病にもなりづらいかな、と思います。もちろん体質や体力にもよると思いますが。

太陽を避けられるので体力を消耗しない

富士登山 須走ルートがオススメな理由(c)Megumi Mitani

須走ルートの特徴とも言える樹林帯。

須走口5合目から6合目の途中くらいまで、樹林帯の中を歩くのでとても涼しくて快適な登山ができます。

直射日光が降り注ぐ中での登山は、かなり体力を消耗しますが、須走なら途中までその心配はなし。体力を温存できます。

バラエティに富んだルート

富士登山 須走ルート下山(c)Megumi Mitani

登りは、緑が生い茂る樹林帯から始まり、富士山らしい岩場や軽石の砂利道のような道が続きます。

一方、下りは、わりと急な砂や砂利の斜面を一気に下っていくという感じで、登りとは全く違う楽しみ方ができます。

登山道と下山道が分かれている(一部を除き)

富士登山 須走ルート 登山道 下山道(c)Megumi Mitani

富士宮ルートは登山道と下山道が分かれていなかったため、登りの時も下りの時も気を遣い、時間も余計にかかったのですが。

須走は8合目付近の一部と、5合目の半分を除き、登山道と下山道が分かれているので、登山・下山がしやすかったです。

吉田ルートも登山道と下山道が分かれていますが、吉田の下山道は、ただただ長ーい下山道を、人にぶつからないように、気をつけながらひたすら降りていくという感じ。

須走は人が少ないため、一気に下れるのがとても楽!

とにかく空いている

富士登山 須走ルート(c)Megumi Mitani

須走ルートを気に入った1番の理由はコレかもしれません。

とにかく、人が少ない。空いている。

私はソロ登山をしたのですが、日曜日にもかかわらず、須走5合目から6合目の山小屋に着くまでの80分間、あまりに人がいないため

え?もしかして迷った?あってる?この道で?

とひとりごとを言うくらい、誰もいませんでした。笑

時々すれ違う登山者や、少し先に登山者が見えると安心するほど。笑

7合目以降は外国人団体ツアー客がいましたが、山小屋付近以外は混雑しておらず、8合目にある宿泊予定の山小屋まで、自分のペースで登山することができました。

富士登山の持ち物(必要なもの・不要だったもの)、登山時の服装については↓を参照ください。

須走ルートの微妙なところ

富士登山 須走ルート 山小屋(c)Megumi Mitani

個人的には、富士登山ルートの中で、最も好きなルートは須走なのですが。

微妙だったな、という点が2つあります。

  • 山小屋(8合目の下江戸屋)
    去年の富士宮ルートの山小屋(9合目の万年雪山荘)が良かったので、余計に残念に感じただけかもしれませんが・・。寝るスペースは一応、顔付近だけ透明のシートで区切られているけど、プライバシーは一切なく、合宿所(仮眠所)感がすごい。お食事やお弁当の内容、トイレ(宿泊者も有料)、洗面所が無い(歯磨き禁止)、ご来光後に戻ってこれない(チェックアウトしたとみなされる)など、微妙だなと感じました。着替えるスペースがあったかも不明で、本当に数時間仮眠するためだけの場所という感じ。「下江戸屋」さんで嫌な思いをしたとかでは全く無いのですが、次回須走ルートで登る時は、別の山小屋に泊まってみようと思います。
  • 8合目以降の渋滞
    須走ルートは8合目で吉田ルートと合流します。そのため、ご来光を見たい登山者で渋滞します。これは事前に分かっていたことですし、私はのんびりした性格なのでストレスにはなりませんでしたが、渋滞嫌いな人は富士宮ルートがオススメです。富士宮からだと、富士山の本当の頂上(剣ヶ峰)までも近いので!

須走ルート下山道での注意点

富士登山 須走ルート 吉田ルート 分岐点(c)Megumi Mitani

先述した通り、須走ルートは登山道と下山道が分かれています

私が「登山ルート」を登っている時も、下山道があることに気づかずに登山道を下山している人が数人いました。

登山ガイドさんに「下山道はあちらですよ」と注意されていましたが、サインに気づかなかった模様。

下山時にも「そういえばさっきまで前にいたはずの下山者が消えたなー」と思っていたら、彼女は登山道を下っていました。

吉田ルートと須走ルートの分岐点には大きな看板もあるし、誘導員さんが「須走ですか?」と確認してくれるので間違うことはないのですが。

その後の7合目の分岐点で、登山道と下山道に分かれることに気づかず、登山道を下ってしまうんだ、と上から見ていて思いました。

万が一、登山道を下ってしまったら、本六合目(瀬戸館)から、下山道に進むようにしましょう。

間違えてしまった場合は仕方ないと思いますが、登山道と下山道が分かれているのには理由があるので、下山者は必ず下山道を使うようにしましょう。

富士山保全協力金が木札に!

富士登山 須走ルート保全協力金 世界遺産登録10周年(c)Megumi Mitani

富士山保全協力金(¥1,000)を払うと渡される協力者証。

去年は缶バッチだったのですが、今年から木札になったそうです。

そして「今年は世界遺産登録記念10周年!だからね!」とおじさんが言っていました。

ルートごとに色が違って、須走の木札には赤い紐がついています。

実はこの協力金の札、いい目印になるなって思いました。

頂上から下山する時に、須走と吉田は途中まで一緒なので、黄色か赤の木札をつけている人がいっぱいいれば「あ、合ってる」と安心するし(笑)、途中で下山道が分かれた後は、黄色をつけている人が須走にいたら「ここは須走の下山道ですけど合ってます?」とお声がけできるし。

登山道と下山道で別ルートを歩く人もいるので、一概には言えないけど。

この記事が少しでも参考になれば幸いです😊

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この記事を書いた人

自然と芸術を愛する旅人。世界各地で家を借りながら暮らす「デジタルノマド」9年目。40ヶ国。

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