海外旅行でマスクを着けない方が良い理由

海外旅行でマスクを着けない方が良い理由 Travel
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こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

(2020年2月25日追記)この記事の内容は、あくまで新型コロナウィルスが世界的に蔓延する前の話です。COVID-19の感染拡大により、状況は変わりつつあります。マスク着用に対する認識・ルールは各国により異なります。必ず渡航先の正確な情報をご確認ください。

昨日、新型コロナウィルス(新型肺炎)に関する記事を書きましたが

今日は、この時期海外旅行に行かれる方に、知っておいた方が良いことをシェアしたいと思います。

海外旅行中は、できるだけマスクをつけない方が良いです。

もちろん、マスクを着けるか着けないかは完全に個人の自由です。

ただ、「新型コロナウィルスやインフルが怖いから」という理由で、海外旅行中も日本にいる時と同じようにマスクを着けていると、予期せぬ事が起こるかもしれません。

日本を含むアジアでは日常的にマスクを着ける人は割りといますが、アジア以外の国(アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア等)はそうではありません。

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海外旅行でマスクを着けない方が良い理由

ではさっそく。私が「海外では極力マスクを着けない方が良い」と思う理由を、実体験を交えつつお伝えします。

マスクを着けていると「重病人」だと思われる

アメリカやヨーロッパの街で、マスクを着けている人を見かけたことはありますか?

あるという方は、日本と比べてどうでしたか?

欧米諸国では、アジア諸国ほどマスクを着用する文化がないので、マスクをする=「重大な問題が発生している」と捉えます

私がアメリカ人でマスクをしているのを見たのは、カリフォルニアに住む友人達が山火事の影響でAQI(空気汚染指数)が最悪の時だけ。

アメリカ人は風邪をひいて酷い咳をしていても、マスクをしません。

ヨーロピアンやアメリカ人の友人に「マスクをつけるのってどんな時?」と聞いたら「着けたことない」という人や、「よっぽど悪い感染病にかかった人じゃないと着けないんじゃない?」と。

その理由は・・?

マスクが予防になると思っていない

一般的に欧米人はマスクが「予防になる」とは考えていません。

私がその事を知ったのは、アメリカ人の友達がはじめて日本を訪れた2006年の冬。

原宿駅で待ち合わせをして、表参道を歩き始めた時のこと。

友人のひとりがこんな質問をしました。

ねぇ。なんで日本人はみんなマスクしてるの?SARSでも流行っているわけ?

え?違うよ。風邪やインフルエンザの予防のためにつけているんだよ。

What? マスクをすれば、flu(インフルエンザ)に感染しないと思ってるって事!?

予防接種もあるし、マスクだけで防げるとは思ってないけど、マスクをしないよりはした方がいいって思ってる人は多いと思うよ。あと、春になると花粉症の人はマスクをするよ。

Really? 日本人はマスクが大好きなんだね。

「マスクは本来、感染者が感染を拡大させないよう、周りへの配慮としてつけるものであって、予防の観点からはほぼ意味がない。」とも言われてますよね。

“マスク着用による感染予防効果は認められませんでした。”
引用元:ヨシダ製薬「日常的なマスク着用による感染予防効果について」

それでも、マスク好きな私は、なんとなくマスクしちゃいますけど。

店内で顔を隠すのはNG

日本では、ときどき帽子をかぶったままレストランで食事したり、誰かの家にお邪魔しても帽子をとらない人を見かけます。

ご存知の方も多いと思いますが、コレ。
国内外問わず、一般的にはマナーが悪いとされています。

特に、欧米諸国では「常識が無い人」と思われます。

それどころか「この人は危ない人じゃないか?」と勘違いされてしまうかもしれません。

昔、ニュージーランドの田舎町でローカル達がバーに連れて行ってくれた時の事。

お店に入る際にID(年齢確認の為)を見せ、店内に入ると、友人から「Hey, You should take off your hat. (帽子とった方がいいよ)」と言われました。

正直私は「こんな片田舎(田舎だからこそ?)の小さなバーでも!?」と内心思いました。(←失礼)

そしたら「バーにはいろんな人が集まるだろ?帽子を被っていると顔を隠している=何か悪い事をするんじゃないか、と警戒されるんだ。」と教えてくれました。

確かに!帽子を被ったままだと顔が見えづらいよね。

と納得。

となると、マスクは顔のほとんどを隠す事になるので、帽子よりも怪しまれてしまうかも

お店に入る時は「Hi」「Bonjour」などと現地語で挨拶して、マスクは必ずとりましょう。

スリや犯罪者のターゲットになりやすい

去年、久しぶりにヨーロッパを旅したんですが、昔に比べてアジア人(中国人、韓国人、タイ人等)の旅行者がものすごく増えたな!と感じました。

アメリカはアジア系アメリカ人も多いのであまり関係ないですが、ヨーロッパでは今「観光客のアジア人」はスリや詐欺師にとって格好のターゲットだそうです。

ただでさえ目立つ「観光客のアジア人」という見た目にマスクをつけていたらどうでしょう?

かーなーり目立つと思います。

2016年に下記記事をでも書きましたが、海外でスリに合わない為には「いかに現地人と同じような行動するか」が大事です。

マスクを着けてもOKだった国

「海外旅行でマスクを着けない方が良い」とは言いつつ、”マスク好きの日本人”である私は、どこの国に行くにも必ずマスクを常備してます。

そして、意外と役立った事もあるのです!

私がマスクを着けた国

・ベトナム??
ホーチミンやハノイの空気は・・・すごい(酷い)です。特に、排気ガスが酷くて、スクーターに乗っている多くのベトナム人もマスクをつけています。その為、外出時にマスクをしても目立ちませんでした。

・スリランカ
ベトナムほどじゃないけど、長距離のトゥクトゥクの時は砂埃が凄いのでマスクしました。スリランカにはマスクなんてしてる人いないので、目的地に着いたらすぐ外しましたけど。

・カンボジア
スリランカと同様。アンコールワットまでの長距離トゥクトゥクの時など排気ガスや砂埃が気になる時にマスクしました。

・タイ
去年のチェンマイ生活ではマスクが必需品でした!
詳細は下記参照。

・ミャンマー
ミャンマーでは気温が毎日36〜40度と暑かったので、マスクする気にならなかったけど、場所によっては排気ガスや砂埃が酷くマスクしたいと何度も思った。

・中国(北京)
中国本土は昨年、LAからのトランジットで北京に8時間ほど滞在しただけなんですが、北京空港に着いた瞬間「空気が・・」と思いました。空の色も黄色ががったグレーだったので、観光に出るならマスクをしたと思います。

アジア圏はマスクに対する抵抗がない人も多いので、あまり気にせず着けても良さそう。

オマケ:海外の友人に新型肺炎について聞いてみた

昨日(2/1)、海外の友人とInstagramのフォロワーさん達に

あなたの国では、どのくらい新型コロナウィルスを意識(心配)していますか?

と聞いてみたところ、アジア人やヨーロピアンに比べ、アメリカ人やカナダ人の方が心配している人が多かったです。(←私調べ)

ただし、スリランカやイタリアなど、未だ感染人数が少ない国でも「100%」コロナウィルスを意識しているという人もいました。

これ以上拡散せず、1日も早く終息しますように・・・。

(2/4追記)「マスクしないで!」など新型肺炎に対する反応

フランスではマスクを着けたアジア人に対して起こった事件から「#JeNeSuisPasUnVirus(私たちはウィルスではない)」というハッシュタグができたり、アメリカではアジア人学生が教室内で咳をしたら注目を浴び居心地が悪かった、ニューヨークの地下鉄でマスクをしたアジア系女性が殴られた、という話も。。。

シンガポール政府は「健康ならマスクしないで」という勧告を出したそうです。

以前も書いたのですが、非アジア人にとって、日本人も中国人も韓国人も同じように見えるので、今の時期マスクをしていると「中国から来たのでは?」という勘違いを招いてしまうかもしれません・・・。

アジアに全く興味が無い人は「日本は中国の一部」だとか、「東京から北京まで車で何時間?」と聞いてくる人もいるので(笑)、「私は日本人です!日本から来ました!」と言ってもあまり意味がないかもしれません。

マスクに対する考え方は「国や人によって違う」という事を知っていただけたらと思い、今回この記事を書きました。参考になれば幸いです。
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この記事を書いた人

自然と芸術を愛する旅人。2015年より世界各地で家を借りながら暮らすデジタルノマド。40ヶ国。

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