こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
今日はスリランカの治安と女子旅で気をつけたいことについて書きます。
私が書いていることが必ずしもそうであるとは限らないし、私個人での経験談なので、参考程度に読んでもらえれば幸いです。
スリランカの治安は?
スリランカの治安は比較的良いです。
日本は世界一治安の良い国だと思うので、日本ほどではないですが、南米よりはるかに安全だし、アメリカよりも安全です。
国の印象や都市の規模は全く違いますが、安全度的にはタイ、シンガポール、台湾などと近いかな、と。
スリランカは、観光客が行くような場所であれば、危ない目に遭うことはほぼ無いでしょう。ただし、夜の外出や人混みには注意!
2019年4月21日(日)イースターの日に、コロンボやネゴンボの教会、コロンボ 市内のホテル「シャングリラ」「キングスベリー」「シナモン・グランド」で自爆テロが発生しました。観光客も多数含まれているようです。最新の情報に注意をしてください。
スリランカ人は親日家?
スリランカは親日家が多いと聞きます。
ロンドン育ちのスリランカ人の友達も「スリランカ人は日本・日本人が大好きだよ」と言っていました。彼も日本人の奥様と彼女がいました。
ネゴンボでお茶していきなよおばさんにあったり、タクシーやトゥクトゥクのドライバーと話したり、ホテルの従業員と話した感じだと「日本はスリランカの発展を手助けしてくれたお金持ちの国」という印象なのだと思います。
スリランカで出会った正直なスリランカ人は「昔は親日家だったけど、今は中国だよ。みんな中国人が好きだよ。お金持ってるから。」と言っていました。笑
夜到着しても大丈夫?空港からホテルまで
5年前、ペルーのリマにあるホルヘ・チャベス国際空港に夜ひとり降り立った時の経験から、はじめて訪れる国に夜到着することはできるだけ避けています。
どの国であっても空港から街へ移動する時に、夜到着の方がトラブルに巻き込まれるリスクが高いから。特にひとり旅の場合は。
しかし今回はベトナムからクアラルンプール経由でスリランカに飛んだこともあり、バンダラナイケ国際空港に着いたのは夜10時頃。
空港のATMで現金を引き出したあと、夜10時半過ぎにUberでネゴンボにあるホテルへ向かいましたが、空港からの道は真っ暗で、車もほとんどいませんでした。
ひとり旅に慣れてない人や、安全面・言語の面で心配な人は宿泊先のホテルに空港ピックアップをお願いすると良いでしょう。タクシー送迎の相場は下記参照。
コロンボではスリやしつこい男性に注意
コロンボはスリランカ最大の都市なので、スリに気をつけてください。バスターミナルやコロンボフォート駅、タクシー乗り場、マーケットは人で溢れかえっています。
また、トゥクトゥクのドライバーもかなりアグレッシグでしつこい人が多いです。
バスターミナルや駅周辺では相場の3〜4倍で言ってくる人も。断ってもずっと付いてくるので、大声で「Leave me alone, OK?」と言ったら大人しく消えたけど。
その様子を見ていたスリランカ人の女性が「どこに行きたいの?途中まで一緒に行ってあげる」と声をかけてくれ、駅の方まで一緒に歩きました。
その後ひとりで歩き続けると、今度はスーツを着た男性、大学生風の男性、別のスーツを着た男性に声をかけられました。たった5分の距離です。
詳しくは「スリランカ女子旅の心構え」に書きますが、スリランカの男性はしつこいです。興味なければハッキリ言いましょう。
しつこく声をかけてくる人には毅然とした態度で「No」と言いましょう。
ホテルの従業員が犯人!?
約40ヶ国旅してきて、はじめて聞いた衝撃的な話があります。
スリランカでは、ホテルの従業員が旅行者の貴重品を盗むことがあるそうです。
ホテルを選んでいた時に「セキュリティボックスに入れて外出したのに現金が消えた」とか「外出中に米国ドルだけ全部抜かれた。マネージャーに訴えたが現金は返ってこなかった。」というレビューをいくつかのホテルで見かけました。
そんなことある!?と思ったけど、実際にあるようです。
あるホテルの経営者を取材した時に、「うちでも昔あって、調べたけど犯人が誰か分からなかったから、スタッフを全員入れ替えた」と言っていました。
スリランカ女子旅の心構え
癒しの国スリランカはここ数年、特に女性に人気です。
私もひとり旅でしたし、現地で出会った外国人観光客もほとんど女性かカップル。
冒頭にも書いた通りスリランカは比較的治安の良い国ですが、女性の旅行者は気をつけた方が良いこともあります。2週間スリランカで過ごした私の経験を交えながらお伝えしますね。
スリランカは、日本のように自由な恋愛ができない国です。
インドほどではないですが、カースト的なものがあるため、身分の違う人同士や、宗教観が違う相手との結婚はほとんどできないそう。カップルだからといって公共の場でイチャイチャすることも許されません。
その反動からか、外国人観光客に対してはかなり積極的にグイグイくるスリランカ人男性。
日本人女性は世界のどこにいってもモテますが、特にスリランカ人男性は日本人女性に憧れている人が多い気がします。
その理由は、肌の色や髪の毛など外見的な部分から、アジア人という共通点がありながらもスリランカ人女性よりはオープンで優しい(断らない)という面があるからだとか。
そして、根本的な部分には「日本人は(スリランカ人より)お金持ち」というのがあるのでは?と思います。もちろん全てスリランカ人がそうではないですが。
夜の外出はなるべく避ける
スリランカは比較的治安の良い国ですが、夜はひとりで出歩かない方が良いです。特に女性は。
スリランカやインドでは日が暮れてから、女性がひとりで外を歩くことはほとんどありません。なのでとても目立ちます。
キャンディ3日目の夜。1日だけ夜7時半頃出かけました。
その日の午後はずっとホテルで仕事していたので、サクッと夕食を食べに行こうと思ったのです。
すると、日中は人通りが多い大通りも夜は人通りが少なく、街は静まり返っていました。
レストランも現地の男性か、観光客のカップル、観光客ファミリーだけ。
食事を済ませた後、正面にあるキャンディ湖の夜景の数枚撮ってからホテルに戻ることにしました。
写真を撮っていると、イケメン風スリランカ人が流暢な英語で話しかけてきました。
最初は無視していたけど、ずっと話しかけてくるし、流暢な英語だったので話してみると、オーストラリアに留学予定の23歳でした。話を聞く限り真面目な青年でした。
ホワイトブッダは行った?
行ってない。ホテルから見えるけどね。
そうなの?ここからバイクで5分だし連れて行ってげるよ!
あー、きたきた。
先週はドイツ人の子を案内してあげたんだ!喜んでたよ!
ここで「そうなんだー!わーい!」となる人もいるかもしれませんが、絶対ついていっちゃダメです。
そうなんだ。良かったね!
私は8:30からビデオミーティングがあるから行けない(嘘)
あと15分あるよ。5分で上まで行けるから間に合うよ
いや間に合わないし、準備もあるからホテルに戻るね。じゃ!
あ・・わかったよ。ミーティングがんばって。
興味が無ければ(興味があっても危ないかも?と思ったら)ハッキリと断りましょう。
家族経営のきちんとしたホテルで、安心・快適に過ごせました。
日中でも変な人はとにかく無視
冒頭にも書きましたが、日本人女性がひとりで歩いているとスリランカ人男性は声をかけてきます。こちらがアラフォーだろうが相手には関係ありません。
コロンボのフォート地区を歩いていた時のこと。お昼時で人通りも多い道の一角で、白シャツ、スラックス、革靴を履いたジェントルマン風のサラリーマンが「旅行?」と声をかけてきました。
ちょうど道に迷っていたので「〇〇通りってどこですか?」と聞くと「あっちだよ」と教えてくれました。「ありがとう。じゃあ。」とその場を去ろうとしたところ
アーユルヴェーダはやった?僕はヒルトンのスパでマネージャーをしているんだ。もし興味あればおいでよ。
へー。ヒルトンのスパでもこんな風に客引きするんだ。(←とりあえず一度は相手を信じるタイプ)
今日はもうドクターが帰っちゃったけど、気になるところがあればドクターに電話して処方してもらうから大丈夫。あ、でもさ。ヒルトンでアーユルヴェーダ受けると高いから、家でやってあげるよ。お金はいらないよ。
え?あなたセラピストなの?マネージャーって言ってなかった?家ってあなたの家?行くわけないでしょ。
あ、そう。残念。でも、日本って婚前交渉OKの国なんだよね?
と言ってきたので、「そうだけど、それが何?」とその場を立ち去りました。
見た目はまともそうに見えたけど、まさかのセクハラ発言。アーユルヴェーダを口実に自信満々に誘ってきたけど、これまで彼に付いていった人がいたのだろうか??
その後も同じ道で声をかけて来た男性が2人いて、彼らも身なりは良かったけどこの件があったばかりなので完全無視。コロンボは都会だし、旅行者が多いから、彼らにとっては外国人女性に声をかけるのは、挨拶するのと変わらないのかも?
バスでの痴漢に注意!
スリランカで痴漢の被害にあうなんて想像できますか?
キャンディからヌワラエリアのプライベートバスに乗った時のこと。席が隣になったロンドンから来ている女の子が「私パブリックバスにはもう乗らないよ」と言うのです。
理由を聞くと、パブリックバスに乗った時にシートの下の隙間から手を入れてお尻をギュっと掴まれたらしいのです。
「やめて!」と後ろに座っていた男に向かって言うと「僕は腕を骨折しているんだ!何もしてない」と言ったらしく、彼女が携帯で犯人の顔写真を撮ると、周りにいた人が何事だ!?と助けてくれたとか。
彼女は「ホントにギュっ!ってされたのよ〜信じられる?」と笑い話にしながらも、「胸を触られたって子にも会ったから気をつけてね」と言われました。
えー。スリランカでも痴漢なんてあるんだ・・
と、ちょっと他人事に思っていた矢先、私もバスで痴漢にあいました。
コロンボからネゴンボ行きのパブリックバスに乗った時のこと。
コロンボ始発のバスに先に乗っていた10代の男の子が、スーツケースをバスの車内に置くのを手伝ってくれました。「ありがとう」と言って最前列に座ると、その子は後部座席の方へ消えました。
1〜2分後。彼が前の方に戻ってきて、私の隣に座りました。
そのバスは10人も乗っていなかったので「車内は空席だらけなのに、なんでここに座るんだろう?」と思いながらも、特に気にしていませんでした。
バスが走り出して15分くらいした時、なんとなく右太ももに何かを感じました。「まぁバスが揺れるし隣に座っている少年の洋服かなんかだろう」と思いながら外の景色を眺めていると、じわじわとそのナニカが動いている気が。自分の太ももを見ると少年の手が!
思わず「えぇ!?」と思って彼の顔を見ると、バスはかなりのスピードで走行中なのに、後部座席まで早歩きで移動して、バスが一時停止した瞬間にバスから降りていきました。他の乗客も彼が急に席を立って逃げたので驚いた様子でした。
トラブルもあるけど魅力いっぱいのスリランカ
2週間のスリランカひとり旅で、しつこい男性に出会ったり、軽いボッタクリにあったり、痴漢にあったりもしたけど、それらの体験を忘れるくらい、魅力の多いスリランカ。
この記事を通して「そういうこともあるんだな」と心構えしつつ、スリランカ旅を楽しんでもらえたら嬉しいです!
もし「えー。私の経験は違うよ。」とか「それはこういう文化だからでは?」と思うことがあれば、ぜひコメント欄にて教えてください!
私ひとりの経験だけではなく、他の方の経験もシェアした方が、これからスリランカを旅する人の役に立つと思うので!😊
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