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こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
私はこれまで何度かアメリカ横断ロードトリップや、中距離ロードトリップをしていることもあり、レンタカーに関する質問もよくいただきます。
アメリカのレンタカーの予約方法、料金、現地で車を借りる時に確認したいこと、空港での借り方、スムーズに返却する方法、乗り捨てや空港は特別料金がかかるのか、などを徹底解説します!
レンタカーを借りる上で絶対に確認したい10のリスト、レンタカーをお得に借りる方法もあわせてお伝えしますね。
アメリカのレンタカー事情
アメリカは車社会なので、レンタカー会社もたくさんあります。
ロサンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコ、ニューヨークなどの大都市であれば、現地に着いてから、空港やホテルで借りることもできます。
ただし、日本から旅行や出張で行く場合は、事前に予約しておきましょう。
空港についてから借りようとすると、車に乗って旅をスタートするまで3時間以上かかる場合もあるので。
アメリカで車のレンタルに必要なもの
アメリカでレンタカーを借りる際、絶対に必要なものは以下の4つです。
- 国際免許証(免許センターで取得)
- 日本の運転免許証
- クレジットカード
- パスポート
パスポートとクレジットカードを忘れることはないと思いますが、意外と忘れがちなのが「日本の免許証」。
「国際免許証を取得したから要らないよね?」と思いがちですが、日本の免許証もレンタカーを借りる際にも提示を求められます。
4点とも有効期限内であることも必ず確認しておきましょう!国際免許証は取得してから有効期限は1年です。
パスポートは6ヶ月以上残ってないと入国すらできないので、失念することはないと思いますが。
日本の運転免許証も更新日が近い場合は、早めに更新を済ませておきましょう。
アメリカでオススメのレンタカー会社
アメリカで主要なレンタカー会社といえば
-
- Hertz(ハーツ)
- Avis(エイビス)
- Alamo(アラモ)
- Dollar(ダラー)
- Budget(バジェット)
ですが、私のオススメは断然Hertz(ハーツレンタカー)です。
アメリカ最大手だけあり、支店や車の数も多く、補償内容等もしっかりしているため安心感があるので。
これまで5回ほどHertzを利用していますが、毎回スムーズな対応でストレスフリー!気持ちよく旅をスタートできます。
予算を抑えたい場合は、BudgetかDollarになると思います。この2社は「格安レンタカー」として知られているので。
Avis、Alamoも大きな空港であれば、だいたい空港内にカウンターがあります。
レンタカーの予約方法・料金
アメリカのレンタカー予約は各社のサイトから行えます。
Hertzレンタカーは日本語で予約することができます。
- 貸出場所(空港または営業所)
- 返却場所(乗り捨ての場合)
- 車を借りたい期間(借りる時間と返却時間も指定)
以上の3つを入力すると、借りられる車の候補が出てきます。
借りたい車を選んだら(車を選ぶポイントは次項で説明します)、保険などのオプション選択します。
運転に自信がある方でも、LDW(車両損害補償)だけでなく、LIS(追加自動車損害賠償保険)も加入しておきましょう。
さらに、PAI&PEC(搭乗者傷害保険&携行品保険)をつけることもできます。これは事故にあって怪我をしたり、荷物が盗まれた時用の保険です。
GPS(ナビ)、チャイルドシートなど必要なものもレンタルできます。
アメリカのGPSは日本のカーナビより性能が悪いし、Google Mapの方が正確なので、私は借りません。最近の車はスマホとBluetoothで接続できるCarPlayもついてるし!
電波がない場所に行く(山や砂漠地帯を走る)時は、オフラインマップを活用しましょう。
料金は車種にもよりますが基本料金は1週間で$400(¥60,000)〜。
その他、空港利用料、乗り捨て料金(借りる場所と返却場所が違う場合のみ)、追加で購入する保険料がかかります。
また、運転者が25歳未満の場合は「ヤングドライバー料金 」がかかります。
友人と私が先月カリフォルニアで1週間借りた写真の車(シボレー MALIBU)は、空港利用料、乗り捨て料金、追加保険LIS込みで、$470(¥70,500)でした。(割引適用後)
アメリカのレンタカーの車種・選び方
先ほどの画像で気づいた方もいると思いますが、Tesla(テスラ)などのEV車も選択できます。
「アメリカに行くんだし、どうせならテスラに乗りたい」という気持ちは分かりますし、都市部だけのドライブであれば全く問題ありません。
しかし、
ロードトリップをするなら、EV車はオススメしません。
サンフランシスコやロサンゼルス市内なら充電スポットには困りませんが、郊外に行けば行くほど減ります。
充電スポットを事前にチェックし、充電時間も旅程に組み込んで計画すればEV車でもロードトリップはできます。
ただ、それだとロードトリップの醍醐味である「自由さ」は半減。「この街が気になるから寄ってみよう!」「現地の人にオススメしてもらった場所にも寄ってみよう」という事が気軽にできなくなります。
今後EV車が主流になれば、EV車でEcoなロードトリップも可能になると思いますが、現時点(2023年)では、アメリカ横断ロードトリップや長距離ドライブをするならハイブリッド車か、ガソリン車がオススメです。
予約の時点では(X)クラスといった形で予約をします。
車種はSUVやセダンなど色々ありますので、自分が運転しやすいものが良いでしょう。
また、ロードトリップの場合は、スーツケースがトランクに収まる車を選ぶようにすると安心です。
アメリカでは、車内に荷物を置いたまま車を離れるのはNG。窓ガラスを割って荷物を盗まれる可能性があるから。車を離れる際は、必ずトランクに荷物を入れるか、外から見えない場所に隠しましょう。
特に都市部は、夜間の路上駐車はもちろん、日中の観光スポットであっても危険です。
写真のようなサインがある、なしは関係ありません。外から見えるところに貴重品やバッグがあると格好のターゲットとなります。
GoProで撮影しながらアメリカ横断した際も、面倒ですが、毎回GoProの機材(カメラだけでなくアタッチメントも)全て外してました。
安全な日本で暮らす私たちにとっては考えにくいことですが、短時間であっても気をつけましょう。
現地でのレンタカーの借り方(空港の場合)
空港に着いたら、レンタカー会社のカウンターを探します。
事前にカウンターの場所を調べておくと良いですが、大手レンタカー会社であれば、大抵は空港内にあります。
以下は、サンノゼ空港の場合。
空港ターミナルから巡回シャトルに乗って、レンタカー会社の受付が集まるビルに移動します。
1階にHertz、Alamo、Avisなどのカウンターがありました。
HertzのGold memberであれば、直接2階のGold member専用カウンターに行けばOK。
免許証、パスポート、クレジットカードを提示し、契約内容の確認をします。
追加の保険を買い忘れた場合は、ここで加入することもできます。
またベイエリアだと「PlatePass」オプションを付けるかも聞かれますので、必要であれば付けましょう。PlatePassについては次項で解説します。
契約の確認が終わったら、バウチャー(契約書・領収書)を渡されます。大事な書類なので、返却するまで必ず保管しておきましょう。
その後、車を指定されるか、「〇〇のエリアから好きな車を選んで乗っていっていいよ」と言われます。
パーキングへ行き、車を選びましょう。
この時、車種だけでなく、ナンバープレートも気にすると良いです。例えば、カリフォルニアで走るなら、カリフォルニアのプレートが付いている車を選びましょう。
日本でも他県ナンバーが走っていると「あ、この車この土地のこと知らないな」と思われたり、何かと目立ちますが、それと同じ理由です。
乗る車を決めたら(指定された場合も)、車体に大きな傷がないか確認します。
日本とは違い、レンタカー会社の人たちは、車体に傷があるかなどはチェックしてくれません。(空いていれば、一緒に確認してくれる場合もある。)
そのため
必ず出発する前に、自分たちで車に大きな傷がないか写真や動画をとっておくことをオススメします。
私は過去に、指定された車をチェックしていたら、銃で撃たれた痕跡(トランクからドライバーシートまで貫通してた!)を発見したのでHertzのスタッフに伝えると。
「あぁ、確かにこれはbullet hole(弾痕)だね。まぁ、この車はシカゴから来たからさ。わかるでしょ。車は問題なく動くし大丈夫だけど、嫌なら他の車に変えてもいいよ。」と言われたことがあります。笑笑
PlatePass / FasTrack / Toll(有料道路)
アメリカは日本の高速道路とは違って、多くのフリーウェイ(ハイウェイ)が無料です。
ただし、混雑するエリアは有料だったり、フリーウェイを走っていたら突然有料エリアになることもあります。有料道路はTollと呼びます。
そこで便利なのが「PlatePass」。日本のETCみたいなものです。
カリフォルニア州・ベイエリアでは、Fast Trackまたは「FasTrak」と呼ばれています。
ベイエリアの橋を渡る時(サンフランシスコ市内に入る場合)や、渋滞時にFast laneを利用したり、Carpool laneを利用する際に、自動で料金が徴収されます。
2019年まではCash(現金で払う)レーンもあったのですが、COVID-19をきっかけに2020年3月から全てキャッシュレス化されました。現金では払えません。
そのため現在は
Toll(有料道路)を通るには「FasTrak」か、ライセンスプレートに請求が来たものを後日オンラインで支払う「Pay by Plate」の2択。
ベイエリアに滞在して、何度もTollを利用する場合は、PlatePassオプションを付けた方が良いでしょう。
HertzだとPlatePassは、1日あたり$4.95(1回のレンタルにつき上限$24.75)。
「Fast Trackは利用しない」「利用しても1-2回だろう」という場合は、後日レンタカー会社に利用した日数分の手数料を払った方が安くなる場合もあります。
私たちは、サンノゼ空港で借りて、返却はサンフランシスコ市内でしたが、旅の目的地は北カリフォルニア(マウント・シャスタ)だったため、PlatePassは付けませんでした。
その結果、サンフランシスコ市内へ行くためにGGBを渡った時のToll fee(通行料) $7と、convenience fee(手数料)が$9.99が請求されました。(クレジットカードにチャージされるので、別途支払い手続きは不要。)
レンタカーの返却方法
アメリカのレンタカーの返却は簡単。
予約時に指定した返却場所へ行き、バウチャー(契約書)と車のキーをスタッフに渡します。
スタッフが、ガソリンは満タンか、車が問題なく動くかをチェックしたら、返却完了!
指定した時間より遅れたり、何時間も早く返すと追加料金を取られることも。特に都市部は駐車場が限られている上、高いので。
予定より早く返却したくなったり、遅くなりそうだ、という場合は必ず電話で連絡しておきましょう。
写真はサンフランシスコ市中心地のHertz Office.
私たちは返却をWestin HotelのHertzに指定していたのですが、ホテルに着いたら「ここではやってないから、1block向こうのHertzに返却して」と言われました。
他にも同じように言われたというレビューがあったので、SFで返却する人は、最初からMason stのHertzを選んだ方が早いです。
予約時・借りるときに確認したい事リスト
アメリカのレンタカーを予約、現地で借りるときに確認したいことをまとめてみました。
- レンタル期間(日時を現地時間にしているか)
- 借りる場所、返却場所は正しいか(営業時間もチェック)
- 必要書類(国際免許証等)は揃っているか
- 運転するのは契約者だけか(同行者も運転する場合は追加する)
- 保険は十分な補償のものに入っているか(内容の確認)
- マイレージ制限がないか(制限があるプランだと追加料金が発生する)
- 車種(自分が運転できる車か、荷物が入るかetc)
- レンタルする車に大きな傷などがないか(写真や動画をとっておくと安心)
- 出庫する前に、エンジン、ブレーキ、ライト、ミラーの操作確認・調整
- ガソリンは満タン返却か、そのまま返却か(自分で満タンにした方が良い)
これだけチェックすれば、とりあえず大丈夫だと思います!
あとは、現地での交通ルール(州によっても異なります)を確認しておきましょう。
地球の歩き方の「アメリカドライブ」は、役に立つので1冊持っておく(読んでおく)と良いですよ!
レンタカーをお得に借りるポイント
- マイレージ会員、クレジットカード割引を利用する
航空会社やクレジットカード会社はレンタカー会社と提携しているので、割引オファーがあります。私もマイレージクラブ会員割引で10%OFFになりました。 - 公式のクーポンコードを適用する
公式サイトでクーポンを配布している場合があります。クーポン検索サイトはリスキーな上、使えない事が多いのでオススメしません。 - ガソリンは自分で満タンにしてから返却する
予約時・借りるときに「返却時にガソリンを満タンにしなくてよいサービス」を勧められますが、割高に設定されています。自分で満タンにして返却した方がお得です。 - 空港以外で借りる
空港で借りると空港使用料($60*)がかかります。空港から借りた方が楽ですが、少しでも費用を抑えたい場合は、UberやLyftで近くの支店まで行くという手も。*San JoseのHertzの場合 - 借りた場所に返却する
借りた場所とは違う場所に返却すると、乗り捨て料金($75*)が別途かかります。*Hertz@SFで返却した場合 - ピックアップ場所を変えて検索してみる
これは時間に余裕のある人、土地勘のある人にしかオススメしませんが、車を借りる場所を変えるだけで$100以上安くなることがあります。ただし、支店が治安の良くない場所にある場合もあるため、一般の観光客向きではありません。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです!Safe drive and enjoy your journey!
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