アジア人は同じ顔?海外で中国人に間違えられたら?

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自然と芸術を愛する旅人。世界各地で家を借りながら暮らす「デジタルノマド」9年目。40ヶ国。

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こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

みなさん、海外で中国人や韓国人に間違われたことはありますか?
その時どんな風に感じましたか?
どんな反応をしましたか?

今日は「海外生活あるある」のひとつ、中国人に間違えられた時の話です。

アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどを旅し、ニュージーランドで半年間暮らした時も、いつも「日本人でしょう?」とか「日本から来たの?」となぜか当てられきた私ですが・・・。

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人生初!フィンランドで中国人に間違われる

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はじめて中国人に間違われたのは10年前。フィンランドのヘルシンキ空港でした。

有給休暇を取って友達と2人で北欧を旅した時のこと。
スウェーデンのストックホルムからヘルシンキに着き、飛行機を降りたところ後ろから「Hey Chinese girls!」という声が。

私は日本人だし「自分達の事じゃない」と思ってスタスタ歩いていたら、一緒にいた友達が「We are Japanese.」といきなり振り返って言ったので驚きました。

「え?なんで私達の事だと思ったの?」と聞くと「何度も間違われたことあるし、ここにいるアジア人、私達だけじゃん。」とアッサリ。

声をかけてきたのはジャマイカ人でした。

「あぁ。日本人か!ごめんごめん。昔、東京でもライヴしたことあるよ。今夜ヘルシンキで1番大きいライブハウスでライヴするから、もし良ければ来る?ゲストリストに入れるから君たちの名前をここ書にいて。」と言われました。

finland2007-2(c)Megumi Mitani

後で分かった事ですが、声をかけて来たのはなんと世界的に有名なレゲエ・ミュージシャンの御一行メンバー。

フィンランドでジャマイカ人に中国人に間違われ、ヘルシンキのライヴハウスでまさかのVIP待遇を受けた日本人、というなんだかよく分からない体験をしました。笑 良い思い出!

ニューヨークでのひとこと

ny2016(c)Megumi Mitani

ヘルシンキではじめて中国人と間違われてから9年後のある日のこと。

ニューヨークで地下鉄に乗るために改札を通ろうとしたら、メトロカードの残高が足りませんでした。

チャージしようと周りを見渡すも、駅員さんもいないしチケット販売機もありません。

「困ったなぁ」と周りを見ると、私と同じような状況のヨーロピアン観光客のグループが。

すると、明らかに駅員ではない黒人男性が「俺に3ドル渡せばゲートをあけてやるよ」と言っていました。

観光客グループは、怪訝そうにその男性を見ながらも、彼にお金を渡してゲートを通過していきます。

ニューヨークの事情に慣れていなかった私は

もー。またか。ここ数日ニューヨークの嫌なところばっかり見てるなぁ。

と思いながらも、それしか方法がないので3ドル渡してゲートをくぐりました。

すると、次の瞬間。
「ありがとう!楽しい旅を!シェイ・シェイ!」と彼は笑顔で言ったのです。

そこで私は自分でも驚く行動に出ます。

今、シェイ・シェイって言った?
私、中国人じゃないよ!日本人だよ。

と語尾を強めて言いました。(←真似しないでね。笑)

すると、その男性は「おーーー俺とした事が。本当にすまない。」と頭を抱え「えぇっと・・Thank youは日本語でなんて言うんだっけ?」と言ってきたので「A・RI・GA・TO・U」と言ってその場を去りました。

ブエノスアイレスでは「チーナ」と呼ばれるも

argentina2016(c)Megumi Mitaniニューヨークで中国人に勘違いされた1ヶ月後。

今度はアルゼンチンのブエノスアイレスで中国人に間違われました。人生3度目です。

オベリスコという大きな塔のある駅前で、私の前を通り過ぎた陽気そうな男性が「○○○!チーナ!○○○!チーナ!○○○!チーナ!」と、私の顔を見ながら笑顔で言ってきたのです。

以前、ペルーに行った時にペルー人の友達から「日本人には親しみを持っている人が多いけど、中国人をチーナ!って言ってからかうことがあるんだよ」と聞いていた私は、「この人にバカにされている!」と思って

ノ チーナ!ハポネサ!(中国人じゃないよ!日本人だよ!)

と怒り気味に言いました。(←真似しないでね。笑)

すると今度は「オー。〇〇〇!ハポネサ!〇〇〇!ハポネサ!」とまた笑顔で言い続けたのです。

私の隣を歩いていたスーツを着た紳士風なおじさんまでもが私の顔を見てニコニコしているので、「もうっ!」と不機嫌になり早歩きでその場を去りました。

すると、スペイン語が少し分かる私のパートナーが

なんで怒ってるの?彼はリンダ!ハポネサ!リンダ!ハポネサ!って言ってたんだよ?

と笑いながら言いました。

その瞬間急に恥ずかしくなりました。

リンダは可愛いとか美しいという褒め言葉なので、怒ることじゃないし、聞き取れるはずの簡単な単語も聞きとれず、「チーナ」だけに過剰反応してしまった私・・・。

きっと通りすがりに声をかけてきた男性も、隣にいたおじさまも「あの日本人はなんで怒ってるんだ〜?」と思ったことでしょう。。恥ずかしい。

きちんと相手の言っていることを理解できていたら

Gracias, pero yo no soy China, soy Japonesa. (ありがとう。でも私は中国人じゃなくて日本人よ。)

とエレガントに返せたかもしれないのに。苦笑

中国人だと勘違いする人に悪気はない

DoILookJapanese(c)Megumi Mitani

38ヶ国旅して思うのは、日本人を見て中国人だと思う人は単純に「日本人」と「中国人」と「韓国人」の見分けがつかないだけ。

フィンランドの時も、ニューヨークの時も、すぐに「ごめんごめん」と謝られたように、彼らに全く悪気はありません。

むしろ怒ることではないのにムッとして言い返したりして悪かったな、と反省しました。

アジア人である私達は、日本人と中国人と韓国人を見分けるのは簡単ですが、アジア人でない人にとっては難しいのです。

私だって、ドイツ人とオーストリア人とオランダ人の見分けがつくかと言われたら分かりません。

一見、インド系の顔に見えてもインド人ではなくパキスタン人だったります。

日本人としてのアイデンティティがあるので、中国人や韓国人に間違えられると「私は日本人だ!」って思ってしまうけど、そんな時は「私は日本人ですよ。」と優しく伝えるように心がけています。

ここ数年で日本へもたくさんの外国人旅行者が来るようになりましたが、「外人」とひとくくりにしないことの大切さ、「日本に来るなら日本語を話せ!」に対する思いを書きましたのでこちらも合わせて読んでみてくださいね。

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