アメリカの税関国境警備局(CBP)からメールが来た

Travel
スポンサーリンク

こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

ポートランド生活を終え、ロサンゼルスで1週間太陽光をたっぷり浴びて、数日前に帰国しました!

帰国直前にアメリカの税関国境警備局(CBP)というところからメールが・・・。

これまで何度もアメリカ出入国をしている私ですが、初めてメールが来て戸惑ったので。同じような方の参考になればと思い、記事化することにしました。

スポンサーリンク

米国税関国境警備局からメール!?本物?

LAにいたある日の夜こと。
そろそろ寝ようかなぁ〜と思ってiPhoneを手に取りメールチェックをすると。

U.S. Customs and Border Protection Traveler Status Notification」という件名のメールが2件来ていました。同じメールが2つのメールアドレスに。

件名だけ見ると、スパムメールのようにも見えるけど、12月の入国時にサンフランシスコ国際空港のイミグレで別室送りになった私は一瞬固まりました。

え。なんでメールが来るの?
まさか別室でiPhoneチェックされた時になにかされてた!?

受け取ったメールが本物か偽物か分からなかったけど、とりあえず開封してみると。

入国審査官
入国審査官

アメリカ滞在、楽しんだか?
念の為リマインドするけど、10日以内に出国しろよ。

あんたの入国記録や詳細はここにアクセスすれば見られるから。

という内容でした。

これは、別室送り尋問を受けた私のバイアスがかかった意訳です。笑

受け取ったメールは、こんなに上から目線ではありませんが、「10日以内に出国しないとダメですよ」というもの。

これまで何度もアメリカに来ているけれど、こんなメールを受け取ったのは今回がはじめて。

「偽物かもしれない」と思った私は、記載されたURLはクリックせず、翌日会うLA在住の友人たちに聞いてみることに。

しかし、LAに長年住んでいる2人も「こんなメール、見たことも聞いたこともないよ。本物?」と言っていました。全く同感。謎。

そこで、自分なりにCBPについて調べてみました。

CBP(アメリカ税関国境警備局)とは?

U.S. Customs and Border Protection(CBP)とは、アメリカの税関国境警備局。

CBPは国境警察のような役割をしています。違法物、危険物、薬物、テロリストなどがアメリカ国内に入らないよう、国境で監視調査する部門。

アメリカの渡航ビザESTAを管理しているところでもあります。

私がメールを受け取ったのは、おそらくESTAを登録した時にメールアドレスを入力したからかと。2つ入力した記憶はないんだけどな・・・。

このメールが本物かニセモノか、分かりませんでしたが、英語で色々調べた結果「本物」だと判明。

このアドレスから来ていれば、スパムではありません。

差出人:StayCompliance-DoNotReply@cbp.dhs.gov
件名:U.S. Customs and Border Protection Traveler Status Notification
10日以内にアメリカを出国する方は、特に何もしなくて大丈夫です。

帰国しているのにCBPからメールが来た場合は必ず確認を!

(2020年1月4日追記)

この記事を読んで下さった方からお問い合わせがあり、はじめて知ったのですが。

アメリカから日本に帰国済みの方にも、CBPから同じメールが来る事があるようです。

その場合、アメリカ出国時に「アメリカを出国していない」ことになっている可能性があります。

「英語だしよく分からないからいいや」と放置しておくと、オーバーステイ(不法滞在)扱いになる場合もあります。

下記ページで、ステイタスの確認方法・オーバーステイにならない手続きの方法を解説しています。

もし「日本帰国後にCBPからメールが来た!」という方は、読んでみてくださいね。

CBPからメールが来るのは、滞在80日以上の場合?

CBPからメールが「来る」「来ない」の線引きはなんだろう?と考え、2019年度の渡米歴を振り返ってみましたが、正直よく分かりません。

私は2019年に3回アメリカ入出国していますが、メールが来たのは1度だけ。

CBPからのメールは「10日以内に出国してね」というメールなので、80日以上いる人全員に来るのかな?と思いきや・・・

2018年12月〜2019年の3月に85日間滞在した時は、アメリカ滞在80日目にメールを受け取りました。

2019年夏に83日間滞在した時は、CBPからメールが来ませんでした。

2019年11月は約1週間しか滞在しなかったので、メールは来ませんでした。

2021年から2022年にかけて80日以上滞在した時は、CBPからメールが来ました。

基本的には80日以上滞在したらメールが来るっぽい。2019年夏は、アメリカに83日滞在した後、イタリアに行く航空券を提示した上で入国してたので来なかったのかも?

余談:2人のアメリカ国境職員が犯した罪

ここから下は完全に余談ですので、興味がある方だけどうぞ。

CBPについて調べていたら、上位表示された映像がコレ。

メキシコから来た16歳の高校生が、2人のアメリカ国境職員に殺されたというもの。

それもイミグレーションのブースで・・・。

 

高校生の所持品に怪しいペットボトル2本を発見した女性職員は、「このボトルの中身が怪しいものでないなら飲んでみなさい」と言って、高校生に飲ませます。

隣にいた男性職員も「もう一口飲め」と言って、2人で顔を見合わせ笑っています。

さらに2分後、もう2口飲むよう促されます。

メキシコのティファナ在住の少年は、妹を養うため麻薬組織に雇われていました。ドラッグが濃縮された液体を、アメリカに持ち込むのが彼の役目だったようです。

2人の職員に促され濃縮された薬物を飲んでしまった少年は、その場で発作を起こしました。病院に運ばれましたが、30分後に亡くなりました。

本来であれば、検査キットを使って怪しい液体を調べるべきなのですが。「怪しい」と分かっていながら少年に「飲め」と強要した2人の職員。その様子を見て笑っているなんて・・。恐ろしいです。

少年の死を巡って調査を受けた女性職員は「罪の意識を感じませんか?」と聞かれ「いいえ。」と答えています。

男性職員は「(飲めとは言っていない)彼が自ら飲んだんです。」と証言しました。

 

この件は、アメリカ政府が少年の家族に1億円支払って和解となりましたが、彼らからの謝罪はありませんでした。

CBPも、この2人の職員に対する懲戒処分はせず、彼らは仕事を続けているそうです。

この事件に限らず、CBP職員が犯した罪は数知れず。。しかし、どの事案も揉み消され、なかったことになっているようです。

 

映像にあったように「政治的な力がない人、英語が話せない人、海外から来た人には何をしても良いってことだ」という意識が、例え一部の国境職員にでもあるとしたら・・。

この事実を知った後、去年12月にSFOで別室送りになり1時間拘束・尋問された際、アメリカ人の友人達が「CBPに苦情を入れるべき!」と、私以上に怒っていた理由が分かった気がしました。

次は夏頃アメリカに行こうと思っているけど、どうなることやら・・・。

※ブログ記事に関する質問・感想はコメント欄にお願いします
※当サイトのコンテンツは全て私個人の体験・意見です
※当サイトの画像・文章・コンテンツ内容の無断使用・改変・転載・出版を禁じます
※引用は当ページへのリンクを貼っていただければご連絡は不要です
※サイトの運営費用を賄うためアフィリエイトリンク(広告)を掲載しています
この記事を書いた人

自然と芸術を愛する旅人。世界各地で家を借りながら暮らす「デジタルノマド」9年目。40ヶ国。

FOLLOW ME
スポンサーリンク
TravelUSA
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Meg In The World

Comment

  1. 鈴木 朋子 より:

    初めまして。有意義なブログをありがとうございます。

    質問があるのですが、お答え頂けたら幸いです。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/efa1162d244cf0c3dd8ba73d1c760e350b17ea73
    こちらの記事で、「CBP one」について載っていました。記事を読んでもよく理解出来なくて、アプリをダウンロードしたのですが、全部英語で良く分かりません。

    もし出来たらで結構なので、記事の内容について、またアプリのやり方を日本語で教えてくださったら幸いです。
    来年2月にアメリカに4週間観光で行くので、不安でたまりません。

    どうぞ宜しくお願い申し上げます。

    • 三谷めぐみ より:

      鈴木さん、はじめまして。

      実は私も昨夜同じ記事を読んだのですが、この記事の要点・変更点がよくわからず混乱しました。

      特に以下の部分。

      “ビザ免除プログラムでは、40カ国の国民が90日以内であればビザなしで商用または観光目的で米国に滞在することができる。しかし通常、米国に到着した後に滞在を延長したり、ステータスを変更したりすることはできない。それ以上滞在した場合、ビザ免除プログラムの資格を失い、米移民法により罰則を受ける可能性がある。
      陸路、海路、空路で米国に入国するビザ免除プログラムの利用者は、過去90日以内に米国に入国していなければ、入国申請前に渡航認証を受け、I-94の料金6ドル(約880円)を払わなければならなくなった。”

      この記事は「陸路」入国に関する内容かと思いきや、「空路」に関しても記述があるからです。
      空路で入国する場合も、ESTAに加えてI-94($6)が必要になったのかな?とも思いましたが、結局最後まで記事を読んでもよく分かりませんでした。

      先ほど、ESTA公式、CBP公式、在日米国大使館のサイトを確認しましたが、変更に関するお知らせや記述は出ていませんでした。

      もし今後出た場合は、当ブログでも変更点をまとめ、CBP Oneの日本語での使い方も解説いたしますね。

  2. しお より:

    私も今日全く同じメールが来ました。それもやはり2つのメールアドレスにです。そして現在ポートランドにいるので、それも同じです^^

    • 三谷めぐみ より:

      しおさん、こんにちは?
      お知らせありがとうございます!もしかしたら最近はじめたのかもしれませんね。
      ポートランド良いですよね!楽しんでください?✨