こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
10年ぶりに富士山に登ってきました!
過去3回は吉田ルートで登ったのですが、今回はじめて富士宮ルートで登頂しました。
そこで、富士宮ルートで登ってみた感想を交えながら、富士宮ルートの良い点・懸念点、富士宮で泊まった山小屋、吉田ルートとの比較についてご紹介します!
これから富士登山を考えている方の参考になれば幸いです😊
富士宮ルート基本情報・コースタイム
富士山には5つのルートがあるのをご存知ですか?
吉田ルート、富士宮ルート、御殿場ルート、須走ルートの4つに加え、富士宮から御殿場に抜けるプリンスルートがあります。
最も人気があるのは吉田ルートで、2番目に人気なのが富士宮ルート。
富士宮ルートは静岡県の富士宮側から登るコースで、5つの登山ルートの中で最も距離が短いのが特徴です。
吉田ルートと比べると、富士山の登り始めである5合目の標高は2,400mと吉田より100m高く、歩く距離が短いため、登山時間・下山時間ともに1〜2時間短いのです。
富士登山協力金を払った時にもらった静岡県発行の『世界遺産 富士山ガイド』によると、富士宮ルートのコースタイム(目安時間)は、5合目から頂上までが約4時間20分。下山は約2時間となっています。
後述しますが、私はコースタイム+2〜3時間かかりました。
富士宮ルートの良いところ
富士宮ルートのいいところは一般的に
- 頂上までの距離が最も短い
- 吉田ルートより空いている
- 山小屋も多く、救護所もある
と言われていて、実際その通りだったなという感じです。
それ以外に私が富士宮ルートのいいなと思ったところは
剣ヶ峰(富士山の本当の頂上)まで近いので2日目が楽。
富士宮ルートでしか見えない景色が見られた!
山小屋が吉田側より快適だった
富士宮ルートで登った様子はインスタにUPしています↓
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富士宮ルートの微妙なところ
ここまで読むと「へ〜!富士宮ルート良さそう!」と思われるかもしれませんが、富士宮ルートにもマイナスポイントが。
急!思ってたより急斜面だし、歩きにくい!
富士宮ルートは岩場が多く、距離が短い分、登山道は急だと、事前に調べて知ってはいましたが。
「それにしても!!」ってくらいな岩場があったり、ゆるめな登山道でも軽石がゴロゴロして滑りやすかったりで、登りは想像以上に体力を使いました。下りも「怪我しないように」と結構神経を使う場面が多かったです。
そして、富士宮ルートは高山病にも注意が必要です。
登山慣れしている人でも、5合目(2,400m)で身体を慣らさず一気に登ると頭痛がしたり、3,000m超えると呼吸がし辛くなるみたいなので。
吉田ルートより富士宮ルートの方が、一気に登るっていう感じなので、私はかなり意識してゆっくり登るようにしました。
富士宮ルートの山小屋はどう?
9合目の万年雪山荘、良かった!
過去3回、吉田ルートの8合目で3軒の山小屋にお世話になりましたが「山小屋泊ってこんなに過酷なんだ」っていう記憶しかありません。笑
言葉通り「雑魚寝」という感じで、自分のスペースは幅70cmくらいしかないのです。笑
知らない人と肩がぶつかったり。隣の人のいびきで一睡もできなかったり。
10年前に一緒に行った友人は「富士山で1番キツかったのは登山でも下山でもなく山小屋!笑」と今でも言うほど。笑
なので、今回も山小屋には全く期待してなかった(むしろ覚悟してた)のですが、着いてみてびっくり。2人で行ったのですが、3つ寝袋が置いてある個室的な区切られたスペースを使うことができました。
コロナ対策で通常よりスペースを広く取っているのかもしれないけど、嬉しかったです。さらに、2階だったので天井も高く、閉塞感がないのも良かった!
通りがかりに他のスペースも見えたのですが、最大でも4人で1つの個室的なスペースになっている感じでした。※2022年7月下旬の状態です。
吉田ルートと富士宮ルートの比較
吉田ルート | 富士宮ルート | |
---|---|---|
難易度 | ★☆☆ | ★★☆ |
混雑度 | ★★★ | ★★☆ |
往復距離 | 14Km | 8.5Km |
標高差 | 1,450m | 1,350m |
登山時間 | 6時間10分 | 4時間20分 |
下山時間 | 4時間5分 | 2時間5分 |
頂上から剣ヶ峰 | 50分 | 20分 |
山小屋数 | 16 | 8 |
救護所 | 3 | 1 |
登りと下りの時間は、静岡県作成の「世界遺産 富士山ガイド」を参照しましたが、富士宮ルートは実際にはもっと時間がかかると思います。
富士宮ルートは、登山道と下山道が一部をのぞき分かれていないので、譲り合って登山・下山をします。
通常、山登りは、登ってくる人が優先で下山者は待つのがマナーとされていますが、富士宮ルートは下山者も結構ガンガン下りてくるんですね。
登山道が狭いところだと、下山者に先に下りてもらった方が良かったり、岩場とか滑りやすいところだと下山者の方が危ない気がするので、譲ろうって思ったり。
吉田ルートは、登山道、下山道が分かれているので、全員同じ方向に進みます。登山道も広めなので、各自が自分のペースで登ったり下ったりできるのが良い点。
吉田?富士宮?オススメはどっち?
ここまで、富士宮ルートについて所感、吉田ルートとの比較をしてきましたが。結論として
吉田ルートと富士宮ルートどちらがオススメ?
と聞かれたら
普段登山をしないなら、吉田ルートがいいと思う。登山が好きなら富士宮ルートもいいと思う!ただ、体力に自信ない、岩場が苦手なら吉田がいいと思うよ。
と答えます。
・登山初心者
・はじめての富士登山
・高山病が心配
・混雑や人混みが気にならない
・登山経験者
・体力に自信ある
・サクッと登ってサクッと下りたい
・混雑や人混みを避けたい
富士登山の持ち物(必要なもの・不要だったもの)、登山時の服装については↓を参照ください。
コロナ禍の富士登山、大丈夫?
最後に。「コロナ禍に富士登山しても大丈夫?」と思う方もいると思うので。
他のルートもおそらく同じかと思いますが、富士宮ルート5合目では「富士山保全協力金」を払うブースがあって、そこで検温もしてくれます。
私は東京からバスで行ったので、バスに乗る前に検温済み。黄色のリストバンドが配られたので下山するまでつけていました。
「感染リスクが高いのは、密になる山小屋かな?」と思っていたのですが、山小屋には入口に消毒液が設置してあり、山小屋内はマスク着用が求められます。
食事するところも透明パネルが設置され、感染対策はされていると感じたので、そこまで感染する心配はしなくても大丈夫では?と思いました。
そもそも体調が悪い(コロナ陽性かもしれない)状態で、富士登山しよう!っていう人はいないと思うので。
ただ、8合目から9合目の登山道で出会った方が酸素缶を片手に辛そうだったので声をかけると「私、去年コロナに罹ったから肺がまだ完全な状態じゃないのかも」と言っていました。
そういうケースもあるので、心配な方は、自分の体調と相談して行くかどうか決めた方が良いと思いました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです😊
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