こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
3回目のヘアドネーションを終えました。
ヘアドネーションする人が増える一方、間違った方法で寄付をする人も増えているとか。
ウィッグの製作・提供を続けている団体を困らせたり、せっかく寄付した髪の毛が無駄になるのは、ドナーとして不本意なことですよね。
そこで、正しい「ヘアドーネーション」のやり方、髪の毛の送付先、ヘアドネに関する疑問と回答をまとめました。
ヘアドネーション(髪の毛の寄付)とは?
ヘアドネーション(Hair Donation)とは、その名の通り「髪の毛」を「寄付」すること。
病気や治療薬に伴う副作用によって、頭髪に関する悩みを持つ人(レシピエント)に、ドナーとして自分の髪の毛を提供すること、です。
日本では、2009年にNPO法人の「JHD&C(Japan Hair Donation & Charity)」が、ヘアドネーション活動を開始。
これまで、600(2022年10月現在)以上の医療用ウィッグを、18歳以下の子どもたちに無償で提供しています。
JHD&Cの他、NPO法人の「HERO」、株式会社グローウィングの「つな髪」も、ヘアドネーション活動を行なっています。
正しいヘアドネーションのやり方・流れ
ドナーの私たちが行う、ヘアドネーションの流れは以下の4ステップ。
- 髪の毛を伸ばす
- ヘアサロンを予約する
- 髪を切る
- 髪の毛を送る
1. 髪の毛を伸ばす
ウィッグを作るには「31cm以上」の髪の毛が必要です。
31cmより短いと、医療用のウィッグを作ることができないためです。
JHD&Cによると、31cmだとショート、40cmでボブ、50cmでロング、60cm以上あるとスーパーロングのウィッグが作れるそう。
髪の毛を寄付する側として覚えておきたいのは、「31cmまで伸びたから、すぐヘアドネできる」わけではないということ。
というのも、ドネーション用にカットした後、美容師さんに髪型を整えてもらいますよね。
その時、31cmより少し余裕がないと、希望より短い仕上がりになってしまったり、「31cmに満たない」のでヘアドネができない、ということもあります。
私は、1回目は40cm、2回目は42cm、3回目は35cmの寄付をしましたが、仕上がりは更に5〜10cmほど短くなりました。
初めてヘアドネする時は、寄付したい長さプラス5cm伸びるまで待ってから、ヘアサロンに行きましょう。
2. ヘアサロンを予約する
近年、ヘアドネーションの認知が広まったとはいえ、すべてのヘアサロンで「ヘアドネ用のカット」ができるわけではありません。
ヘアドネーション用にカットしてくれる美容院を探しましょう。
方法としては2つ。
- 行きつけのヘアサロンで「ヘアドネ用にカットしてもらえるか」聞く
- ヘアドネ「賛同サロン」を探す
ヘアドネ賛同サロンはJHD&Cのページ、「HERO」のサロン検索、「つな髪」のサポート店検索で探すことができます。
また「ホットペッパー」等のサイトでも「ヘアドネ」と検索すると、賛同サロンや「ヘアドネーション対応してます」というお店が出てきます。
予約する際は必ず「ヘアドネーション用にカットお願いしたいです」と伝えましょう。事前に伝えておくことで、担当美容師さんもスムーズに対応できます。
3. 髪を切る
ヘアドネーション当日。
美容師さんに「ヘアドネしたいこと」を告げ、仕上げのスタイルについて相談します。
例えば「できるだけ長い髪の毛を寄付したいので50cm切ってください」と言っても、「50cm切っちゃうと、仕上がりはショートになるけど、いい?」ということも。
1回目に切ってくれた美容師さんが「寄付する髪の長さも大事だけど、ヘアドネした後のスタイルも大事なので」と、長さを調整してくれました。
短くしすぎなかったことで、2回目のヘアドネ時には、短期間でより長く伸ばすことができました。
ドネーション用にカットされた髪の毛は、自宅に持ち帰ります。
4. 髪の毛を送る
以前は、賛同サロンがまとめてJHD&Cに送ってくれていましたが、現在は「個人で発送したもの以外は受け付けない」そうです。
確かに、自分で送った方が「確実に団体の手に渡っている」と確認できるので安心かも。
ヘアドネがブームになって以来、「ヘアドネーション」を謳いながら、集めたドナーの髪の毛を他社に販売して、利益を上げている偽団体もあるらしいので…。
美容院から持ち帰ったドネーションカットした髪の毛は、各団体の指定の方法で郵送しましょう。
JHD&Cは、所定のドナーシート(PDF)があります。記入は任意ですが、ドナーシートがあれば寄付団体はドネーションされた髪の毛の状態を知ることができます。
ドネーションする髪の毛の送付先
現在、ドネーションヘアを受け付けている主な団体と送付先はこちらです。
つな髪
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田3丁目3−45マルイト西梅田ビル5F
(株)グローウィング つな髪事務局
郵送方法、詳細についてはこちら。
【重要】つな髪は「15cm以上あればヘアドネができる」と知られていましたが、2021年8月より、15cm以上31cm未満のドネーションヘアは受付停止中だそうです。
ヘアドネーションに関する疑問
Q:カラー(ブリーチ)やパーマをしていてもヘアドネできる?
A:JHD&CとHEROは、カラー、ブリーチ、パーマもOKですが、つな髪はブリーチとパーマはNG。
Q:クセ毛や白髪があっても大丈夫?
A:JHD&CとHEROは、クセ毛や白髪もOKだけど、つな髪はNG。
Q:ヘアドネーションに年齢制限はある?
A:年齢制限はないので、子どもから大人まで寄付できます。
Q:ヘアドネした証明書がもらえるって本当?
A:JHD&Cとつな髪は、デジタル受領証を受け取ることができます。HEROはサイト上に名前を掲載。受取証が必要な場合は、切手を貼った返信用封を同封すれば送ってくれるようです。
これはJHD&Cのデジタル受領証です。髪の毛を郵送した郵便物のトラッキングナンバー(追跡番号)を入力すると、名前入りのデジタル受領証を発行することがきます。
その他の質問は、各団体のFAQを参照してくださいね。
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