こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
私たちは6月から9月まで東南アジアのAirbnbで暮らしていました。
そのため、6月の民泊新法後、日本でAirbnbを利用するのは今回がはじめて。
今年は3月4月と2ヶ月間大阪のAirbnbで暮らしたので、10月11月は東京で暮らしたいなぁと思っていました。
ところが、「東京でAirbnb暮らしはもう無理!他の国に行こう」という状況だったので、結局東京に長期滞在することを諦め、都内のシティホテルに2週間滞在しました。
この記事では、民泊新法後はじめて2ヶ月間Airbnbで暮らしてみて、民泊新法前と「何がどう変わったか」をゲスト目線で書きます。
大阪でAirbnbを借りた理由
私たちが2ヶ月間大阪で暮らすことにした理由は「大阪が大好き!」「京都、奈良、神戸など観光地にアクセスしやすい」「関西の文化や食をもっと知りたい」という思いがあるからですが、やはり決め手となったのは「条件に合うAirbnbの家が見つかった」からです。
以前も書いた通り、私たちノマドは住む場所は正直どこでもいいんです。
必要なものは、清潔感のある快適な部屋とWi-Fiだけ。
細かいことを言えばたくさんあるけど、定住するわけではないので1ヶ月普通の生活ができればOKなんです。
今回は東京では条件に合うAirbnb物件が見つからなかったので、堺市にあるアパートメントで1ヶ月、天王寺にある一軒家で3週間暮らしました。
民泊新法で改善されたと感じたこと
違法やグレーでは無いため近隣住民にも怪しまれない
これまで日本国内でAirbnbを利用する時は、ホテル宿泊では必要のない「心配」や「気遣い」が必要でした。
・「民泊禁止物件だったらどうしよう」と心配したり
・近隣住民から「見ない顔だなぁ」と怪訝な顔をされたり
・ホストから「民泊だと絶対に言わないで。同じビルの人に話しかけられたら友人だと嘘をつくように!」と言われたこともありました。
民泊新法後は、許可を取っている物件しかAirbnbのリスティングには載らないので、そういった心配が一切なくなりました!
なんならご近所さんと、顔見知りになってお互いの話をしたり、差し入れやお裾分けをいただくような仲に。大阪だから!?大阪のおばちゃんたちはあたたかい!ですね。
消防法の規定をクリアしているので万が一の時も安心
防火カーテン、非常口サイン、火災報知器、消化器などが設置されています。
普段の生活や旅行先で火事になるとこも滅多にありませんが、万が一の時にも安心です。
生活必需品や消耗品が用意されている
「Airbnb暮らしをしている」と言うと「洗濯機や冷蔵庫もあるの?」と聞かれます。
リスティングにもよりますが、基本的にはゲストが必要な家電や生活必需品はあります。ティッシュやトイレットペーパー、洗剤、シャンプー類の消耗品も用意してあります。
私たちはシャンプー類は自分たちのものを使いますが、トイレットペーパーや洗剤のストック、清掃用具が揃っているのは長期利用者としてはありがたいです。
民泊新法前の家では、消耗品が一切ない家もあったので、チェックイン後にスーパーやドラッグストアに買いに行くのが正直メンドウだと思ったことも。
民泊新法では、ホスト側が消耗品も準備しておくルールに変わったので、ゲストとしては楽になりました。
優良ホストの増加、悪いホストの排除(責任の所在が明確)
民泊新法後まだ2軒しか借りていないので断言はできませんが、2軒とも責任感のあるホストでした。
1軒は個人ホストの方、もう1軒は不動産会社でしたが、問題があった時にどちらもすぐに返答・改善をしようとしてくれました。
実は私たちの中で「日本のAirbnbホストは格差が広すぎる」という認識があります。
過去に国内で借りたリスティングは優良ホストばかりではなく、無責任なホストもいました。
「平気で嘘をつくホスト」「連絡をしても無視し続けるホスト」「無断で外出時に監視カメラを設置するホスト」「外出時に部屋に入り、私たちの私物を勝手に処分?盗んだ?ホスト」など。
一番怖かったのは、在宅時に合鍵を使って家に上がり込んで来ようとしたこと・・・。
チェックアウトする日を1日勘違いしていたらしく「誤解だった」と言われましたが、すごく怖かったです(泣)
そういう「ここが変だよ、日本のホスト」的な方々が消え、優良ホストやプロフェッショナルなホストだと、ゲストとしては安心して利用することができます。
民泊新法で不便になったと感じたこと
リスティングが減り金額が上がった
これは過去記事に書いている通りです。
週末旅行や出張など、短期間での利用の場合はあまり影響はないと思います。
コンビニでのチェックイン、再チェックインが面倒くさい
物件によってはコンビニでチェックインをする必要があります。これが本当に面倒くさい!
私たちは今回はじめてコンビニ・チェックインをしました。
チェックイン自体は簡単で、3分もあれば終わります。
面倒なのは指定のコンビニでしかチェクインが出来ない点です。
ホストから送られてきたチェックインに関するメッセージに「物件から指定のコンビニまでは電車で片道20分、タクシーだと約2000円です。後日タクシー代を請求することも出来ます。」とありました。
タクシー代を後日請求するのも面倒なので、私たちはスーツケースを引きずりながらコンビニまで向かい、電車で20分移動してチェックインを済ませました。
6泊目の朝「法律に従い7泊毎に再度チェックインが必要です。指定のコンビニへ行ってください。」とメッセージが。
私もパートナーも思わず「はぁ!?」となりましたが「法律なら仕方がない」と行きました。
正確には、初回のチェックイン以外は全てパートナーがひとりで行ってくれましたが、合計4回も、家から遠く離れたコンビニまで、往復40分電車に乗って行かなくてはいけませんでした。
その分の交通費を請求するのも気が引けるのでしませんでしたが、二度と利用したくないと思いました。
民泊がもっと広がって、最寄駅のコンビニでチェックイン出来るなら便利だと思いますが、そうでない場合はすごーーーく不便です。
特に土地勘もない、日本語も分からない外国人にとっては非常に不便だと思いますし、こんなルールは日本だけだと思います。
ゴミを自分で捨てられない
短期滞在なら気にならないゴミ問題も、私たちのような長期滞在者にとっては気になります。
ゴミの分別は地域によってルールが異なり、ゴミを出す日も違います。ゲストがその地域のルールに沿ってゴミを出すのはムズカシイ。特に外国人にとってはゴミの分別ルールは複雑すぎるようです。そのため、ゲストはゴミを自分達で捨てられません。ホストが責任を持って分別しなくてはいけないからです。
1軒目のアパートメントは、ホストも同じ建物内に住んでいるようでした。チェックイン時にホストが建物内のゴミ置場で「生ゴミはここ。ペットボトル、瓶、缶はここに出してください。」と説明してくれたので、その通りに出していれば全く問題ありませんでした。
2軒目の一軒家は、家の中と家の外に大きなゴミ箱がありました。「家の中のゴミ箱がいっぱいになったら外のゴミ箱に入れておいてください」と書いてあったので、1週間経った頃に一旦家の中にあるゴミを外のゴミ箱に入れようとしたら、前のゲストのゴミでいっぱいでした・・。
ホストに連絡するも「家の中に置いておいてもらえますか?」とのことだったので、そうしました。リサイクルできるものはなるべくスーパーのリサイクルに持って行って、家の中に置くゴミを減らしました。夏じゃなくて良かった・・。
東京でも民泊施設に予約済み
東京でも民泊に滞在します。そちらはまた滞在後にアップする予定です。
→予約した民泊に泊まれませんでした↓
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