こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
ここ数年、何度もアメリカに来て、ESTAで滞在できる90日間ギリギリまで滞在することを繰り替えしている、わたくし。
2018年12月にサンフランシスコ国際空港のイミグレーション(入国審査)で、別室送りになり1時間拘束・尋問されました。
イミグレーションで「なんで何度も長期間アメリカに来るんだ?」から始まり、「アメリカで働いているんだろ」と事実無根の因縁をつけられ、別室送りになりました。
財布の中から携帯の写真まで全部調べられた結果、「その事実は無く、他に怪しいものもない」とのことで無事入国。
無事入国はできたけど、完全にトラウマになりました。
今回アメリカに飛ぶ数日前から
前回別室送りになったし、今回もなるかも?
もし今回入国拒否されたらどうしよう・・。
と真剣に思っていました。
結論から言うと、前回の入国審査では別室送りになったけど、今回はスムーズに入国できました。
前回のイミグレ記事と同じような経験をされた方もいましたし、もしかしたら私と同じように「次回はどうなるんだろう?」気になる方もいるかもしれません。
この記事では過去に別室送りになった場合、次回の入国審査は厳しくなるのか、180日ルールは本当なのか?について私の経験談を書きます。
3ヶ月ぶりにアメリカを再訪問
まずはじめに、直近の旅のタイムラインを整理します。
2018年12月〜3月初までアメリカ(90日以内)
2019年3月後半は東京
2019年4月はタイ
2019年5月はミャンマーとラオス
2019年6月前半は東京
2019年6月中旬〜9月中旬までアメリカ(90日以内)
その後はイタリア〜ヨーロッパ
2019年11月はじめにアメリカに戻り(約1週間滞在)
2019年11月中旬に日本へ帰国
という流れです。
今回のアメリカ訪問は、前回のアメリカ滞在から3ヶ月空いていることになります。そして、11月の再入国までは2ヶ月空くことになります。
前回とは別の空港で入国審査を受けることに
今回のアメリカ滞在はカリフォルニア州のベイエリア。
最も近い空港はSFO(サンフランシスコ国際空港)なんですが、SFOは前回の別室送り・尋問で嫌な思いをした空港。
また同じ事態になりかねないので、LAX(ロサンゼルス国際空港)に飛び、ロサンゼルスで入国審査を受けることにしました。
ロサンゼルスからベイエリアまでは飛行機で1時間20分、車で6時間の距離。
ハッキリ言って超不便です!
東京に滞在するのに、アメリカから大阪の空港へ飛び、大阪から東京へ移動するような感じなので。
羽田空港のチェックインカウンターにて旅の詳細を説明
出発当日。羽田空港のチェックインカウンターでチェックインをしようとすると、次から次へと質問が飛んできました。
当然です。
今回のチケットは往路が6月中旬、復路が11月中旬で、5ヶ月アメリカに滞在するように見えるからです。
アメリカにESTAで滞在できるのは連続して90日まで。
航空会社は旅行者が3ヶ月以内にアメリカを出国する証明がないと、乗客をアメリカ行きの飛行機に乗せることができません。
その為、航空会社は私の旅程や必要事項を全て確認しなくてはいけません。
アメリカを出国する際の航空券、ESTAの有効期限、アメリカでの滞在先住所(Airbnbの住所とホストの連絡先)、アメリカを出国する際の便名、アメリカに再入国する際の便名など、聞かれたこと全てを説明しました。
全ての確認が取れた後、LA行きの搭乗券が手渡されました。
チェックイン手続きをしてくれたグランドホステスさんは、まだあまりこういう面倒な乗客に当たったことが無かったのか、先輩に聞きながら対応してくださいました。
「大変お待たせして申し訳ございませんでした。」と言ってくれたけど、こちらこそ面倒な客で申し訳なく思った私。「こちらこそお手数おかけしてすみません。ありがとうございます。」と無事チェックイン完了。
LAX(ロサンゼルス国際空港)のイミグレで入国審査
ロサンゼルス国際空港に到着。
これまでLAXで3〜4回入国していますが、毎回スムーズに入国できていました。
数年前にAPC KIOSKが導入されてからは、イミグレの列に並ぶ時間も短縮され、早い時は20分で空港の外に出られたことも。
今回もAPCのキオスクでパスポートをスキャン、指紋認証、写真を撮って、入国審査管のいる列に並びました。
列は2つに分かれていて、それぞれ5人ずつくらい入国審査菅がいました。10分ほど列に並んでいる間、2,3人が別室送りになっているのを見ました。
そして、ちょうど1人別室に送ったばかりの審査官が私を呼びました。
なんてタイミング。またかー。
と思いながら審査官のブースへ行きました。
パスポートを渡すと、お決まりの質問「渡米の目的」「滞在期間」「滞在先」を聞かれました。そして案の定「観光なのになんでそんなに長くいる必要があるわけ?ビジネスか?それってビジネスだろ?ん?違うのか?」と聞かれたので、説明しました。
その後「で、いくら持ってるんだ?現金。貯金はいくらあるんだ?」と聞かれました。私が答えている途中に、すでにパスポートにスタンプを押していて「はいよ」とパスポートが手渡されました。
え!もう終わり?早っ!
と、なんだか肩の力が抜けました。
前回の審査官に「また別室送りになるかもしれない」と言われたし、今回も別室送りになるだろう、と心のどこかで思っていたからです。
他の旅行者より多少は長かったと思うけど、それでも5分もかからずイミグレを通過できました。
前回の別室送りは何だったのか・・・。
スムーズに入国審査が終わった理由は正直わかりません。
前回別室送りになった時の「入国を拒否する理由は何もない」という情報をイミグレが持っているからなのか、単純に今回の審査官が「拒否する理由はないな」と判断したからなのか。
滞在180日ルールは事実なのか?
アメリカに観光目的で入国できる回数や1年間に滞在できる日数について、色々な話や経験談がありますが、一概に「こうだ」というものはないようです。
ある人は「1年間に滞在できるのは最大180日まで。183日を超えるとアメリカにも納税する必要がある。」と言うし、ある人は「過去3年で合計何日滞在しかたにもよる」と言うし、「ESTA入国で180日を超えても大丈夫だった」という人もいます。
「前回の入国から最低3ヶ月は空けないと入国出来ない」という話も聞いたことがありますが、私自身3ヶ月以内にESTAで再入国したことがあり、どれが真実なのか分かりません。
もし、この180日ルールが事実なら、私は今かなりギリギリのところにいます。
その為、今回のアメリカ滞在日数も慎重に計算して、イタリアへ出国する日をいつにするかを考えました。
今は無事アメリカに入国できているので、次の入国(11月)まで考えずに済みますが、次の入国ができるかどうか、正直分かりません。ホントに180日ギリギリなので・・・。
アメリカ発日本行きの航空券を購入済みなので、入国できないと日本に帰れないんですけど。その場合はイタリアへ送還されるのかな?
ちなみに、アメリカは一度でも入国拒否されたら、次回からはESTAでの渡米ができなくなるそうです。アメリカに来る前にアメリカ大使館に行って「観光ビザ」を申請・取得しないとアメリカに入れません。
私のように、何度もESTAで入国し、年間180日ギリギリまで滞在する人は少ないかもしれませんが、参考になれば幸いです。
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