こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
3月の初旬にアメリカから日本に戻ってきました。
確定申告のためです。
帰国した当初は「今回は2ヶ月くらい東京にいる予定だから〜」と周りにも言っていました。
帰国から1週間後のある日。
ふと「東京に2ヶ月もいて何するんだろ?」と思いました。
もちろん、家族(愛犬含む)や友人と過ごす時間はとても楽しく貴重なもの。
でも、それ以外はこれといって東京にいる目的や意味が無いなと思ったのです。
その2日後、タイ行きの航空券を買いました。
ノマド生活をはじめて早4年。
アメリカの各都市、アルゼンチン、ブラジル、タイ、ベトナム、マレーシア、日本を拠点にし、近隣国を旅しながら暮らしてきました。
生活に必要なものをスーツケースとバックパックに詰めて。
短期で海外旅行に行っていた頃は、日本に帰ってくると「あ〜やっぱり自分のベッドは良いな〜」なんて思っていましたが、Airbnb暮らしを長年していると、自分のベッドの感触すら忘れてしまうのです。
忘れてしまうのはそれだけではありません。
- 渋谷のスクランブル交差点の渡り方
- 混雑した電車の中での過ごし方
- 公共の場での他人との阿吽の呼吸みたいなもの(会話をせずに察する文化)
- 街やトイレが常にキレイなこと
- 美味しい食べ物が手軽に安価で手に入ること
- お店やレストランの店員さんが驚くくらい礼儀正しく丁寧なこと
- チップを払わなくてよいこと
- ポイントカードや電子マネーの種類の多さ
などなど。
良いことも、そうでないことも、東京を離れている間に忘れてしまうことがあります。
30年も暮らした街なのに。
これらのことを、考えることなく、自然にやっていたのに。
「人間の習慣や感覚というのは環境によって変わる」とは本当です。思考もね。
タイ行きの航空券を買った後、残り2週間で「会いたい」と連絡をくれた友人や知人にできるだけ多く会おうと決めました。
そこで会う人みんなに同じ質問をしました。
東京の良いところって何だと思う?
友人達の答えはこうでした。
- とにかく便利(交通・生活面)
- アートや音楽にいつでも触れることができる
- 日本国内で最も自由に何でもできる場所
- 新しいトレンドが生まれる場所
- 海外の文化に触れられる機会が多い
確かに。そうだよね。
特に、公共交通機関がここまで発達している都市は少ないし、欲しいものが何でも手に入る東京は便利だなぁと思います。
そこでまた考えました。
「人は便利だから東京に住むのか?」
「新しいトレンドやアート・音楽があるから住むのか?」
もちろんそういう人もいると思うけど、多くの人は仕事が東京にあるから東京に住んでいるんじゃないかな?
もしくは、友人達のように「東京が生まれ育った場所でホームタウン。会社も家もあるのに、わざわざ他の土地に住む理由がない。」のかもしれない。
かつての私自身がそうだったように。
東京は今でも好きな街。だけどノマドにとっては生きづらい街。
仕事しようとラップトップを持ってカフェに行けば、満席で席が見つからない。
やっと席を見つけても「当店はノートパソコンの使用はできません」と書いてある。
「カフェで仕事をする」という、アメリカやアジア諸国で当たり前にできることが日本や東京ではできない。
南米は別の理由(治安)でカフェで仕事できないので、コワーキングスペースを契約していましたが。
今回帰国して、2年前にパートナーや日本に来たことがあるノマドと話したことを思い出しました。
『東京は会社員の為に街がデザインされているのではないか?』
サラリーマンのための喫茶店や喫煙所、オフィスで働く人の為のお弁当屋さんやランチ・スポットなど。
日本でも『働き方改革』や自宅勤務が増えているとはいえ、比率でいったらノマドなんてまだまだ少ないのだろうし、当然といえば当然なんだけど。
というわけで、来週からタイに行ってきます。
私の『居場所』探しは続く。。
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