こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。
東京から1泊2日で、尾瀬に水芭蕉を見に行ってきました!
水芭蕉が見られるのは5月下旬〜6月上旬の2〜3週間。これまでなかなかタイミングが合わず、行けなかったのですが。

「水芭蕉」を見ながらハイキングがしたい!
という長年の夢が、ついに叶いました〜!
そして今回は、「自然は好きだけど、体力にあまり自信がない」という友達と一緒だったので、ハイキング初心者でも無理なく楽しめるコースを選び、1泊2日のんびりと尾瀬を満喫してきました。
そこで今回は

初心者でも無理なく歩けるモデルコース、必見の水芭蕉のスポット、おすすめの山小屋泊、服装や持ち物、尾瀬に行く前に知っておきたいこと・注意点についてまとめました。初めて尾瀬を訪れる方の参考になれば幸いです!
尾瀬ってどんなところ?
尾瀬は群馬県・福島県・新潟県にまたがる日本最大級の高層湿原で、ベストシーズンは5月下旬から9月頃。水芭蕉が咲く5月下旬~6月上旬や、夏は特に人気で、多くのハイカーが訪れます。
ラムサール条約にも登録されて尾瀬では、自然保護の取り組みが積極的に行われています。尾瀬に関する観光情報から、トレイル、休憩所まで管理が行き届いていると感じます。
尾瀬ヶ原や尾瀬沼を中心に、木道が整備されているので、登山やハイキングに慣れていない人でも歩きやすく、美しい自然を楽しむことができます。

尾瀬にリピーターが多いのも納得!
東京から尾瀬国立公園へのアクセス
東京から尾瀬に行く場合、まず「尾瀬戸倉」まで行き、「尾瀬戸倉」から「鳩待峠」までシャトルバス(片道1,300円、往復2,600円)に乗る必要があります。
東京から「尾瀬戸倉」までへのアクセスは、以下の4つの方法があります。
1. 夜行バス(関越交通「尾瀬号」夜行便)
新宿発22:40頃 → 尾瀬戸倉着4:30頃(約6時間)
運賃:5,000円(片道)
メリット:早い時間からハイキングをスタートできるので、ゆっくり自然を満喫できる。
デメリット:バスで全く眠れない人には身体的負担が大きい。
2. 早朝バス(関越交通「尾瀬号」昼行便)
新宿発6:35(または7:15) → 尾瀬戸倉着11時前後(約4.5時間)
運賃:5,000円(片道)
メリット:前夜に自宅で睡眠を取れるので体調面では有利。
デメリット:ハイキング開始がお昼頃になるため、時間を気にしながら歩く必要がある。
3. 新幹線+路線バス
東京駅6:08発(上越新幹線)→高崎駅6:57着
高崎駅7:11発(JR上越線)→沼田駅8:01着
沼田駅8:05発(関越交通バス)→尾瀬戸倉9:33着
所要時間:約3.5時間
運賃:8,000円(片道)
メリット:移動時間が短く、道路状況による遅れの心配がない。
デメリット:乗り換えが2回もあるので、少し面倒。
4. 車
東京から片道3〜3.5時
料金:高速代+ガソリン代+駐車場代
メリット:時間に縛られず自由。2人以上で行くなら最も安い。
デメリット:マイカー規制あり。誰かが運転しないといけない。帰りも。

私たちは「現地でゆっくり自然を満喫したい」と思い、夜行バスを使いました!
初心者向け!水芭蕉を楽しむ1泊2日モデルコース
今回は「水芭蕉を見ながらハイキングをする」が最大の目的だったので、水芭蕉が多く見られそうな「尾瀬ヶ原」を中心考えました。
当初、ソロで行くつもりだった私は、「尾瀬ヶ原と尾瀬沼、両方行こう」と思っていたのですが、調べていくうちに「尾瀬ヶ原だけでも十分かもしれない」と思いました。一緒に行く友人の体力も考慮すると、無理なくゆっくり楽しめるほうが良いと思い、尾瀬ヶ原をループするルートにしました。
1日目:鳩待峠→山ノ鼻→研究見本園→牛首→竜宮→見晴泊(約10km)
2日目:見晴→ヨッピ橋→牛首→山ノ鼻→研究見本園→鳩待峠(約13km)
私たちはこの初心者向けの王道コースに加え、1日目に見晴の山小屋に荷物を置いた後、平滑の滝まで歩き、再び見晴に戻ってきました。(詳しくはハイキングレポート参照)

2025年の水芭蕉は当たり年だったようで、ほぼ全区間で水芭蕉を見ることができました。意外と見落としがちな「研究見本園」ですが、人が少なくて、天国のように美しいので、ゆっくり水芭蕉を楽しみたい方には特にオススメです!
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東京から1泊2日の女子旅ハイキングレポートはこちら↓
オススメの山小屋「弥四郎小屋」
尾瀬を訪れる人の多くが宿泊するのは「見晴」というエリア。見晴周辺には山小屋がたくさんあるので、初めて尾瀬に行く場合「どこに泊まろう」と迷ってしまうはず。
私もどこが良いか色々リサーチをして、最終的に選んだのが「弥四郎小屋」さん。
他の山小屋に泊まっていないので、比較はできませんが、友人と私は「ここにして正解だったね!」と感じました。
私的に「弥四郎小屋」さんの良かったポイント
- 鳩待峠からだと真正面にあるので分かりやすい
- 目の前が至仏山!お風呂(お部屋)から至仏山を眺めることができる
- 洗面台が多数あるため、朝も夜も混雑しない
- 備え付けのシャンプーやハンドソープが使える
- 全体的に清掃が行き届いている印象
- 夕食も朝食も「山小屋」とは思えないセッティング
- 弥四郎清水(美味しいお水)が飲める
- 自由に使える充電スポットがある(混雑していて充電できない場合もありますが..)
- カフェスペース、談話室がある
- スタッフさんの対応(予約時からチェックアウトまでみなさん親切でした)
- 当日でもキャンセル料がかからない(とはいえ、キャンセルする場合は早めに連絡しましょう)
残念だったポイントは特にないのですが、強いてあげるとしたら3つ。
- Wi-Fiが使えなかった
「山の中だし、尾瀬にいる間はスマホを見る必要もほぼないので問題ない」と思っていたのですが、なぜかデータ量を8GBも消費していました。私自身は、ほとんどスマホを使っていないにも関わらず。。バックグラウンドで自動的にアプデがされた形跡もなかったので、もしかしたら共有スペースで充電している間にデザリングが使われていたのかも?あくまで仮説ですが。 - お風呂のシャワーの温度調節が難しい
水とお湯の温度調整にみなさん苦労されてました。笑 - ごはん(お米)がボソボソだった
お米は好みが分かれますし、お米が高い時期だったので文句は言えません。ありがたくいただきました。
「弥四郎小屋」さんの外観は歴史を感じる造りですが、山小屋の中はキレイにメンテナンスされています。水回りも清潔で快適に過ごせました。

他の宿泊者の方から「弥四郎小屋は一度は泊まってみたい山小屋として知られてる」と教えていただきました。納得。私も「弥四郎小屋」さんオススメします!
参考までに。見晴周辺の山小屋は、1泊2食付きで¥12,000〜¥15,000です。
「弥四郎小屋」の予約は公式サイトまたは電話で可能です。詳細は↓
尾瀬ハイキングの服装・持ち物(水芭蕉の時期)
水芭蕉の時期は残雪があったり、朝晩は10℃以下になるので、防寒対策は必須です。通常のハイキングや登山の服装・装備に加え、あったほうが良いものをご紹介します。
- 防水のトレッキングシューズ
- ストック(鳩待峠↔︎山ノ鼻は下り・登りのため)
- ツバのある帽子(日差しを遮るものがないため)
- 薄手のダウンやフリース(防寒対策)
- レインウィエア(上下セパレートタイプ)
- カイロ(貼るタイプ)
- 100円玉(チップトイレ用)
- モバイルバッテリー(充電できる場所が限られるため)
- クマ対策のベル(早朝と夕方に目撃されています)
その他
- 行動食(エナジーバー、おやつなど)
- ヘッドライト(念のため)
- 水や飲み物(500mlから1L程度)
休憩所や山小屋で購入できますし、水を汲む場所もあるので、荷物を軽くするためにも1リットル以内で良いと思います。
参考までに。私は日中はこのような格好でハイキングをしました。
1日目の午前中は風が強かったので、レインウェアのパンツも重ね履きしました。
尾瀬に行く前に知っておきたいこと・注意点
- 高速バスで行く場合は、早めに予約(特に週末は売り切れるのが早い)
- 鳩待峠↔︎尾瀬戸倉行きのシャトルバスの時間を確認しておく
- 山小屋はキャンセル料を取る宿もあるので、確認しておく
- 予約した山小屋にルートと到着予定時間を伝える(到着しない場合、山小屋のスタッフが探しに行かなくてはいけないため)
- ノーショー(無断キャンセル)は絶対にしない(山小屋に迷惑がかかります)
- 日没後は想像以上に気温が下がるので、防寒対策をしっかり
- 風が強い日は、晴れていてもレインジャケットなどを着て体温調節する
- 木道は滑りやすいので、雨の日や早朝は気をつけながら歩く
- 歩荷さん(70kg以上の荷物を背負って歩く方々)に配慮する

尾瀬ハイキング、楽しんでくださいね!
※全ての情報は2025年6月時点です。最新の情報は各自ご確認ください。
※下記の「尾瀬保護財団」のサイトでは、最新の状況についても知ることができます。合わせてチェックしてみてください。
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