アメリカに見る肥満と貧困の関係性

Life

こんにちは!フルタイムトラベラー、三谷めぐみ (@meg_intheworld)です。

今日はブラジルからアメリカに戻って来て感じた事から派生した、アメリカの食に関する問題について。

写真はロードトリップ中に食べた「朝ごはん」。パンケーキが名物のファミレス『IHOP』の定番の朝食だけど、普段ブレットプルーフコーヒーやヨーグルトボウルを食べている私たちには重すぎて半分も食べられず・・。

「肥満」のレベルが違う北米

8月の2週目にカナダで行われる結婚式に出席するために、ブラジルからアメリカ経由でカナダに行った私とパートナー。

ブラジルから北米に戻ってきて、まず目についたのは超肥満体型の人の多さ😳

世界の肥満大国ランキングで、毎年メキシコと首位を争うアメリカ。
肥満大国なのは知っていたけど、こんなに超肥満体の人が多かったっけ・・・?

カナダに来る前、4ヶ月南米で暮らしていた私たち。

アルゼンチンでは、ぽっちゃりしている人は多くても「肥満」というほど身体の大きな人はほとんど見かけなかった。

ブラジルは身体が大きい人は多いけど、アメリカみたいな「超肥満体」な人はそんなにいなかったように思う。

それに比べ、アメリカとカナダは歩いている人の5人に2人は「肥満」で、10人に1人は「超肥満体型」なんじゃないかと思うほど、肥満体型の人が多い。

「肥満」といっても日本基準の「肥満」ではなく、明らかに生活に支障がありそうなレベル。

自分の足で歩けないからカートに乗って買い物をする中高年や、LLサイズと思われるソーダを片手に歩く身体がバルーンのように膨らんでいる学生グループ、駐車場で自分の車に乗り込むのに人の助けがいる身体の大きい人など・・・。

余計なお世話ながら、他人様の身体や健康が本気で心配になったほど。

ファストフードが好きとは限らない?

アメリカの食文化をまだよく知らない私が常に疑問に思っていたこと。

なぜ肥満体型の人はファストフードや炭酸飲料が好きなんだろう。

アメリカ人だけど「ファストフードを食べることはほとんどない」というアメリカ人のパートナーに聞いてみたら、思ってもみなかった答えが。

太っている=ファストフードが好き、という単純なことではなくて、ファストフードしか食べられない人もいるんだよ。

なるほど・・。
確かに、アメリカのレストランは安くない。

カジュアルなレストランのランチで、2人でドリンク1杯ずつ、メイン2品、アペタイザー1品で約60ドル、そこに税金とチップ20%が加算されるので、最低でも80ドル(約9,000円)になる。これにデザートやドリンクのお代わりを頼むとあっという間に100ドルを越える。

アメリカのファストフードの平均客単価は5〜7ドルなので、2人だったら15ドル(約1600円)以下で済む。セルフサービスのお店は基本的にチップが不要なので、レストランの1/5で外食ができるということ。(私たちはセルフサービスのお店でも、チップボックスが置いてあれば10〜15%払うようにしています。彼らの賃金は安いので。。)

「貧困」と「肥満」の関係性

そうだった。アメリカにも貧富の差はある。

貧富の差が激しいアルゼンチンとブラジルの風景に慣れてしまったので、アメリカやカナダがとても平和に思えたが、アメリカも貧富の差が大きい国だ。

リーマンショック以降、ミドルクラス(中流階級)のほとんどは生活レベルが下り、今のアメリカは1%の富裕層、僅かなアッパークラス(上流階級)と少しのミドルクラス、そして残りの大半はワーキングクラス(労働者階級)だとニュース記事で読んだ記憶がある。

「ヘルスコンシャス」と呼ばれる健康志向の人達は、ミドルクラス以上が多い。
金銭的な理由から食事の選択肢が少ないワーキングクラスやフードスタンプをもらっている人は、肥満傾向にあるらしい。

日本でも最近「ワーキング・プア」とか「子供の6人に1人が相対的貧困」「貧困女子高生」なんかが話題になっているらしく、日本も他人事ではないのかもしれない。🤔

改めて思う「食育」の大切さ

貧困と肥満について考えているうちに、更なる疑問が出てきたのでパートナーに聞いてみた。

お金がなかったとしても、スーパーに行って野菜や卵を買って自炊すれば安く上がるし身体にもいいんじゃない?

それは理想的かもしれないけど、ファストフードを食べ続ける人にその考えはない。ファストフードやスナック、ソーダは、簡単にお腹を満たしてくれる上に安い。子供のお腹を満たすのにもちょうどいいと親が与え続けると、ファストフードが身近で当たり前になる。

身体に良くないと分かっていても?健康のことはあまり気にしないのかな?

ファストフードがどれだけ身体に悪いかを知らない人も多いし、食べ続ける人は知っていたとしても気にしないんだろうね。

日本では、家庭で食事の大切さを学んだり、学校でも給食の時間や家庭科の時間にバランスの良い食事が大切なことを教わった。

アメリカではそういう機会はほとんどないらしい。

改めて日本の「食育文化」の大切さを実感したと同時に、パートナーから衝撃的な話を聞くことに。。

アメリカの食品業界の闇

それより恐ろしいのはアメリカの食品業界だよ。「オーガニック」とか「ナチュラル」という表示がある商品を選んだからといって、必ずしも安全だとは言えないんだ。成分表示を見ると、あまり良くないものが入ってることもある。コーンシロップやキャノーラ油とかね。

えぇ!Whole Foods(よく行くスーパー)に置いてあるものは全て安全だと思ってた!Organicって書いてあるし。

確かにWhole Foodsにあるものは安全なものが多いけど、プロセスフード(加工食品)の場合はよーくラベルを確認した方がいいよ。特に、大企業の食品メーカーは消費者から訴えられないように、ギリギリの言い方を考える専門家を雇っているから。彼らは政治家とも強い繋がりがあるから、万が一問題が起こっても対処できるようになっているんだ。

なるほど・・・。恐いね・・・。

とはいえ、日本で認可されている食品添加物の数はアメリカの6倍、EU諸国の50倍とも言われるので日本の加工食品だって世界的に見たら「安全」とは言えないのかもしれないけど・・・。

次は、アメリカの知りたくないけど知っておいた方が良い畜産の実態と、グラスフェッド、パスチャーレイズド、ケージフリーについて書きます。

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この記事を書いた人

フルタイムトラベラー。海外デジタルノマド6年目。
世界各地のAirbnbで家を借りながら暮らす旅人。ライター。翻訳家。LINE トラベルjpナビゲーター。

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